初夏の生き物たち、羽釜で炊き込みご飯

梅雨の合間の晴れ間、風が爽やかでいい天気。前回の雨で水が復活して、一番上の田んぼに水が入り、流しにも水がきてホッと一息。

本日の初参加は、6年前の御田植え祭に早乙女として参加したという石田高校OB、Ruちゃんです。Gomyoへ来たのはそれ以来とのことで、石窯やらタンドール窯やら囲炉裏ができているのに驚いてる様子(当時は何もなかった)。

さて、田んぼですが、今年も除草剤をまいたのですがその効果は絶大です。環境への影響は? まいた田んぼにはミジンコやオタマジャクシや淡水貝も元気に泳いでいます(ただ、長期の使用にての影響は未知)。

こちらは除草剤をまかなかったビオトープ。いつものようにコナギが大発生しています。イネも半分植えたので除草をしなければなりません。

今日の僕は羽釜の蓋づくりから始まりました。あり合わせの材料でビス止めで。

N先生が入手して解体してきた親鶏。これでなにかメニューを・・・ということなので、洋風の炊き込みご飯と唐揚げにしてみます。

野菜はタマネギ、エリンギ、ニンニク、インゲンなど。さっそくRuちゃんにもお手伝いをお願いします。これに鶏肉と生トウモロコシが入る。

味付けは塩とトマトペースト、カレー粉、バターを入れて水加減。8合のイセヒカリ(昨年Gomyo倶楽部でできたもの)を使いました。

囲炉裏で炊きます。火加減のコントロールが難しい。鍋底を舐めるような大きめの炎をキープしないとガンダめし(芯の残る炊き損ねごはん)になっちゃうのだ。

唐揚げは、魚解体と天ぷらが得意なFsさんにお願いしました。

ひとつの囲炉裏で、薪火を使って2つの料理、中華鍋を使った唐揚げと、羽釜の炊き込みご飯が同時進行します。

サラダはトマト+バジル+バルサミコ酢、キュウリ+味噌でスタンバイOK♬

蒸らし時間を経て・・・

じゃ〜ん! 完成!

もりつけ、配膳♬

唐揚げ、さすがに親鶏なので固いけど、味は上々。

Fjさんの差し入れシソやイタリアンパセリをのせて。ちょっと水加減が多かったかな。

今日はAMコンビと3人娘がお休みなのでまったり静かな昼。

午後は草刈り。

Roちゃんを上流の沢に案内し、水流の再生作業を体験してもらった。

沢にはニホンカワトンボや・・・

サワガニもいました。「え、川にもカニっているんだ!」と驚くRuちゃんに、僕が驚くのであった(笑)。

畦の草刈り。

初参加の彼女も初めて刈り払い機を体験。

僕は前回のホタルの生息を確かめたくて、右側の沢の水路に降りてみた。ペンタックスの「パピリオ」(Papilio)という双眼鏡は、最短50cmからピントが合うので、これでモエビやイモリの動きを観察。

そして、やはりヘイケボタルの幼虫の餌になるモノアラガイがいました。底の白い砂つぶのように見えるのはモノアラガイの貝殻です。

やはりこの水路で細々と発生しているのです。水量が少ないため上流は伏流して水が消えている距離がかなり長いですが、堰堤の穴からは水が落ちており、そのすぐ下にはオタマジャクシが泳いでました。この貝たちは堰堤上流から流れてきたものなのでしょう。

きわどい環境のなかで、生き物たちはけっこうたくましく生き長らえているのです。もともとメダカやカワバタモロコなども氾濫原の一時的水域を利用していたと言われています。

今日はサナエトンボがモンシロチョウをキャッチする瞬間を目撃しました。

夕刻にはゼフィルスも飛んでいるはず(ここでは5月下旬にアカシジミを、6月初旬にミズイロオナガシジミを撮影したことがあります)。里山が最も美しい躍動を見せる季節です。次回の活動日は7/4です。皆さまの参加をお待ちしております。

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