枯れ竹燃やし、ゲンゴロウ採取

今日は高校生が多数参加した。ため池の水生生物を採取するためである。石田高校の文化祭でここの活動を紹介しているのだが、そこで生き物を入れた水槽を毎年展示するのだ。

棚田の山は秋色が始まっていた。

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午前中は他の池にもんどりを仕掛けにいくH氏に同伴し、H氏と長いつきあいのある地元の方にご挨拶にいく。ご主人が畑に出て熊手で作業されていた。高齢のご夫婦二人暮らしだが、敷地まわりや農地を驚くほどきれいに整備されている。それはもう感嘆するほどだ。

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魅力的な納屋建築。基礎の石組みがまた素敵である。

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こちらでは昔ながらの薪風呂が使われている。燃料は太めの枯れ竹、廃材、大工さんから貰う木材の端切れ。そして・・・

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焚き付けはなんと昔ながらの松葉だった! こりゃ松茸も出るはずだ。

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面白いものを見せてもらった。木の枝を使った刃物の研ぎ台である。こちらの集落ではみんなこうして使っているという。鎌などもこれで研ぐそうだ(高い方から下に向かって研ぐ)。たしかに便利そうである。

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帰り際、道にサルの群れが出てきた。小さな小猿もいて可愛らしかった。戻ると生徒さんたちがバカ長を履いて池に入っていた。

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しかしトンボのヤゴばかりで大物は採れていない。

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広場では昼食の準備、地粉・さぬきの夢2000を使った打ち込みうどん猪肉入りだ。

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少し離れたところでは盛大な焚き火で枯れ竹を燃やしつつ、燠炭で焼き芋。

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オイル缶を逆さまに使った簡易カマドは、大鍋をのせるといまいち火力が上がらないので、ブロックを三つに置いてそこで焚きなおす。

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わいてきた。ミソで調理。キノコやサツマイモも入っている。

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打ち込みうどんは取り分けるのがなかなか難しい。

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薬味のネギと柚子胡椒を入れていただきます!

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むう・・・うどんが美味い。やはり打ち込みは地粉がよいね。

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しかし、火があるというのはいいものである。特にこれからの季節は。

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食後はデザートの焼きイモ。濡れた新聞紙にくるんでアルミホイルでまいたもの。

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安納芋の見事な黄色。

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そして宝石色のムラサキイモ。

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午後の活動開始直後、1年生のM君が「ゴキブリみたいなやつを採った」と報告あり。もしや・・・・

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ゲンゴロウだった。タガメはすでに冬眠に入っているがゲンゴロウは間に合ったようだ。

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♀のようである。動きが鈍いのはやはり水温のせいか。しかし鈍いからこそ生徒の網に入ったのかもしれない。

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正面。H氏によればゲンゴロウはタガメよりも凶暴だが、食事風景はなかなか愛らしいという。

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メダカ。

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モエビとドジョウ。モエビはブラックバスやブルーギルを入れたらあっという間にいなくなる。ドジョウは純日本産のマドジョウである。魚屋で売られているのは中国産のカラドジョウであることがほとんどだ。

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ドジョウとカラドジョウの違い(独/農研機構より)

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皆で写真を撮りまくった後は再び焚き火。今日は広場にストックしてある枯れ竹を大量に燃やして燠炭を作ることにした。

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ただし大きな焚き火をした場合、このまま放置しておくと炭も燃え尽きて灰になってしまう。

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なので頃合いを見計らって水で消火しておく。万一の延焼を予防するためでもある。

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だいぶ減ったが、まだまだ・・・。この熱源をなんとか活かせないものか? やはり小屋掛けして囲炉裏とドラム缶風呂かな。それから陶芸の野焼き。また、陶芸家の故・吉田明氏が考案した縄文陶芸や紙窯という手もある。陶芸は大量の薪を消化できることは確かだ。

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今朝、焚き火を始める前に収穫しておいた前回の燠炭。スーパーの袋に満杯で2つ。

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これは畑に入れて土壌改良剤とする。開墾したばかりの酸性土壌にはてきめんに効くはずだ。

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今日の花はリンドウ。今日は曇り空なので花を開かないが、秋の最後を飾る花のひとつ。来年は草刈りをうまくコントロールして、もっと増やしたいものだ。

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