水ぬるむ、雑木林を取り戻す

Gomyoのフィールドは2週間前の大雪が嘘のように、雪は一片も残っておらず広場の湧き水も澄みきっている。まだ生き物の気配はないが、じっと目を凝らしているとミジンコが動いているのが見えた。

前々回に作った落ち葉の堆肥場は、風で飛んでやしないかと心配したが、雪の圧しも効いたのか、散らばりもなくいい感じで沈んでいる。

火を起こしてお湯が沸くと、若いシェフたちがコーヒーを淹れてくれる(笑)。

今日は広場から最も近い雑木林の中を整理しようということになった。ここははざ掛け用の大竹を採取し尽くしたところなので、雑木のほうが優勢になっている。

しかし中に入ると枯れ竹が散乱し、木にもたれかかり、おまけにツルが絡んでいたり枯れ立木があったりと、やりがい満載なのであった。

とにかく切っては道側に出す。枯れたものは扱いやすいが、枝葉の付いた生竹は枝払いをしておかないとかさばってしょうがない。また枯れたものでもまだ新しいものは枝が付いており、それは硬いので枝払いのときは注意しないとナタの刃こぼれを招く。ナタのミネを方を使うのが安心である。

雑木にもたれかかった竹の除去、ビフォー。

アフター。隣のアベマキには腕の太さほどもあるフジつるが2本絡んでいた。これも切断しておく。しかし、つるは引っ張ったくらいではとても取れないのでそのままにして枯れるのを待つ。

昼食はラーメン♬

チャーシュー(猪肉)、ネギ、味玉と、トッピングも準備万端。

乾麺と同時に白菜ともやしも投入。

ではいただきます!

インスタントなのに山で食べるとめちゃ美味しいですね〜。

しかし猪肉のチャーシューは驚きの旨さであった。なんでも解体と血抜きなど熟成のプロの肩から入手したお肉らしい。皮のはぎ方が上手いとモモ肉でもこのように脂身が残るのだとか。

午後はまず堰堤上流へ。モニターを見るとタヌキはしょっちゅう来ているがイノシシは少ないようだった。そして檻の中にはやはり入らない。しかし、もう猟の期間も終わろうとしているので、今回は檻のトリガーをセッティングする。

 イノシシのぬた場の水たまりにニホンアカガエルの卵を見つけた。

TG-5を水中に入れて撮ってみた。

水中で卵の幼生の形まで捉えている、TG-5の驚くべき接写機能。

その後、私(大内)はシラカシの下に設置したニホンミツバチの巣箱をセットし直し、ハチが見つけやすいように、飛びやすいように、周囲の灌木を伐っておいた。

また道に戻って午前中の作業の続き。堰堤寄りに群落があるモチツツジを救出した。

5月中旬頃、こんな花が咲くはずである。

ササを刈りながら観察するとけっこうな数がある。この斜面をツツジロードにするのもいいかもしれない。

作業後の雑木林。作業中にイタヤカエデの落ち葉を見つけたので、これから樹種も注意してチェックしていこう。今年はオオムラサキが何頭も旋回に来るような、明るい林にしたいものだ。

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コメント

  1. 和田康一 より:

    gomyo倶楽部さんへ、
    初めまして。私は高松市香川町に住んでおります和田康一と申します。
    ブログ拝見させて頂きました。自然との共生とても興味深く思います。
    このブログにたどり着いたきっかけは、ゲンゴロウです。小4の息子が「ゲンゴロウつかまえたい」と言うのですが、そう簡単ではない事がだんだんに分ってきた矢先でした。本州の山奥まで行くしかないのかとも考えていました。ネットで調べて行くと、東かがわ市の白鳥町の報告を見つけました。ひょっとしたら香川にもいるかもしれないと思い、検索していますとこのブログにたどり着きました。塩江辺りのため池を回りましたが、鯉がいたり蛙がいたり等々で生息に適した環境には程遠いところばかりです。私も野生のゲンゴロウ、タガメ等は今までみたことがありません。許可を頂けるのであれば野生に生息しているゲンゴロウを子供に見せてやれればと思っております。
    失礼いたしました。

  2. Gomyo倶楽部 N より:

    和田康一 様

    書き込み気付かず失礼しました。
    よければ、10月21日の稲刈り、ご一緒しませんか?
    当日は観察会もあり、石田高校の先生や生徒たちが池の環境調査も行うことになっています。タガメ、ゲンゴロウは活性がさがっていますので無理かもしれませんが・・・
    石田高校正門に9時に来ていただければ、現地までご案内できます。
    急ですので無理であれば、次回観察会、ブログにてお知らせしますので、是非どうぞ。

    • 和田康一 より:

      お誘いありがとうございます。たいへんうれしいです。色々なため池をめぐってますがなかなか難しいです。21日ですが私用で参加することが出来ません。申し訳ないです。ですが是非そちらにお伺いして、ため池の観察はしたいと思っています。息子もとても興味を持っています。是非その願いをかなえてやりたいと思っておりますので、観察会のお誘いおまちしております。

      • Gomyo倶楽部 N より:

        先日の観察会でカワバタモロコの観察数が減少していました。
        次回観察会は12月と年明けの2回を予定していますが、水温の低下で生き物たちの活性が下がりますので観察しにくいかもしれません。
        11月10、11日にさぬき市寒川町の石田高校で開催される石高祭で、五名に通っている生徒たちが、飼育固体ですがタガメやゲンゴロウ、五名の魚類などを生体展示するそうです。生産経済科展の一コーナーと聞いています。
        よろしければ、こちらもどうぞ。

  3. 和田康一 より:

    N様いつも返信ありがとうございます。11月4日の日曜日に、県内のため池探索を子供としようと思っております。許可を頂ければの話になりますが、こちらのため池の観察をさせて頂いてもよろしいですか?少し季節的にも厳しいのはいたしかたないです。もしよろしければ私のアドレスまで御連絡下さい。石田高校の文化祭も子供と相談して行きたいなと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。