竹刈り、草突き、半夏生

早乙女たちが苗を植えた神饌田のイセヒカリは順調に根付いたようだ。

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6/4にまいたカボチャがここまで大きくなる。ため池の水を回復させた先週の雨がかなり効いたようだ。

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N先生とお手植えした2枚の田んぼ、今は水を抜いてある。デッキブラシでのコナギ取りがあるていど効いてはいるがまだどっさりある。

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上の田んぼにいたってはとりこぼしが多く、芝生状態(>_<;

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作業開始。まずN先生がエンジンカッターで作業場所までの下刈り。

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イノシシのぬた場の水たまりに両生類発見!

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もしやカスミサンショウウオでは?

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イモリだった・・・。

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昨年大きく切り開いた作業現場は細かな竹のヤブと化していた。

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竹といっても今年はタケノコがほとんど出ていないのだ。そのかわりに地下茎から枝のようなササ状の細い物がいっせいに立ち上がっている。

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それを根元からノコギリで刈って1カ所にまとめることにした。

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ここは下の広場よりはいくらか涼しい。とはいえ今日は気温がかなり上がってきている。

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やはり皆でやると早い。

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歩道に滑り出したじゃまな伐採竹を若い2人に背負い子で運んでもらうことにした。

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N先生はアプローチのところをきれいに刈っておいてくれた。

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さて昼食だ。

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今日は氷でしっかり冷やした素麺、いつものサバ缶入り。

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サイドディッシュとしてバーベキューなのだ。

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ピザ窯用に準備してある耐火煉瓦で炉をつくることにした。そこに枯れ竹を燃やして大量の燠炭をつくる。

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そこに網をのせてバーベキュー開始。カボチャや猪肉などから焼き始める。

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子どもたちもお手伝い。イサキに串を刺して塩をふる。

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牛に豚、タマネギやトウモロコシが加わる。タレは人気商品「石高焼き肉のタレ」。

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今日は半夏生(はんげしょう)※なのでN先生がタコとキュウリの酢の物を持ってきてくれた。関西では半夏生にタコを食べる習慣があり、これは農作物がタコの足のように大地にしっかりと根を張ることを祈願する、そんな意味が込められているそうな。香川県では今日は「うどんの日」でもありますね。

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さすがに燠炭なので火力が持続せず、補給が必要になる。もう一つの焚き火場から、子どもたちが炭の移動を自主的に手伝ってくれるのだった。

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午後からめいめいに作業をする。半ズボンに着替えて神饌田の中に裸足で入り、草突きをやってみた。

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Hさんの道具小屋にあった古い農具である。竹と杉でできており、田車というより底の金属製のツメでコナギを引っ掻いて浮かせるというものだ。

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裏側はこのようになっている。枠は竹を曲げ杉のフレームに釘打ちしてある。

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そこに鍛冶屋で打ってもらったツメが打ち込まれている。

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もう一つはイネを挟んでキワまで掃除できるというもの。昔の人もいろいろ考えたのだ。

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半分までで終了。H氏には畦の草刈り作業をやってもらった。オミナエシは何株か残せたそうだ。

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リンドウは難しいらしい。割り箸の目印ではエンジンカッターでは判別不可能とのこと。またアイデアを考えてみよう。

※半夏生:梅雨明け間近(地域によっては梅雨明けすぐ)の頃、夏至の日から数えて11日目にあたる日、もしくはその日から5日間をいう。農業が中心だった日本では農家にとって半夏生は大切な節目の日だった。もし、その年が天候不順で作業が遅れていたとしても半夏生の日以降は田植えをしないという習慣があった。また、半夏生の期間中は農作業を休みにするという地方も多い。

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