きらめく沢とベジ料理

田植えを終えたGomyo倶楽部の晴れ間です。数日前の雨で水が満々と湛えられました。稲苗も順調に育っています。

昨夜アトリエにお泊まりしたゲスト5名が参加。昼食の準備は酒井さんらにお願いしました。酒井さんは大阪茨木で「墨歌」という自然農と食養の庵を営まれています。野草にもたいへん詳しく、昨年はGomyo倶楽部のイタドリを採取し、1年間塩漬けして、僕のアトリエで主催した野草料理の会で料理してくださいました。

学生さんたちは先生の指導のもとレンガを移動して整地。ここに薪小屋part2を作る予定。

こちらはトラクターの泥掃除と補修。

水路は「大地の再生」的に、中の草や潅木を全部刈らずに高刈りで残し(ただし風道はしっかり開ける)、川床はS字蛇行させた澪筋を作っておきます。すると草の伸びが収まり、次の雨で川筋が開いて泥が流れてくれます。

右の沢と左の沢の合流点。びっしりと繁茂していたクレソンは一部を根こそぎ取って澪筋を出しておいたら雨できれいに流れたもよう。

そこにイモリがたくさん泳いていました。

今日のため池。コウホネやガマが初夏を謳歌しています。水温も上がって水性の生き物たちのうごめきも活発です。卵を背中につけたコオイムシがいました。

ゲストに敷地ぐるりを案内。

エリちゃんが珍しいものをみつけた。

クロアゲハ? いえ、ちがいます。アゲハモドキという蛾の仲間です。体に毒を持つジャコウアゲハに擬態しているといわれています。幼虫は、ミズキ科のヤマボウシの葉を食べます。成虫はうずまきストロー状の口が退化し何も食べないそうです。2020年の8/7のナイターでもやってきました。今回2度目の出会いです。

昼食づくりも佳境へ。

酒井さんが采配を振るいます。

今日はオールベジ料理です。酒井さんが日本人の体質と気候風土にあったマクロビオティックのレクチャーをしてくれました。

ゲストは囲炉裏を囲んで歓談が絶えません。

会員は大雨で埋まってしまった升やビットの掃除を。

桝につなぐトンネル(暗渠)も無事開通して、田んぼの水路に水が行き渡るようになりました。

今年は日照りに悩まされないように、第二取水計画を進行中です。あと山そのものの保水力が増すように沢と山林の手入れも継続したいと思います。

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