フデリンドウ、尾根道探検、石集め、枯れ竹燃やし

好天となった活動日。こちら五名はまだサクラが咲いている。

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水路の底には様々な水生植物が繁茂し始めた。

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なぜかクレソンがたくさん自生してきた。砂だまりにはフキが生えてきている。

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山に入るとフデリンドウが咲いていた。

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エビネがつぼみをつくっている。来週には開花するかな。

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今日は新しいメンバーが数名来てくれたので、竹林整備の活動場所まで散策することに。

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ワサビが開花した。

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右岸の尾根に送電線管理道があるというので登ってみることにする。

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尾根にはクヌギの古木「やまおやじ」がたくさん残っていた。

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大人がすっぽり入ってしまうほどのウロができている。

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薪炭に使うために伐っては萌芽更新をくりかえすことでコブが発達し、特異な根元ができる。

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さながら「やまおやじ」コレクションといった様相で尾根に点在する古木たち。

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おそらくいいクワガタの住処になっているのではないか。

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この古木の根が尾根の浸食を守っている。だが、これからこの木々をどのように管理していくべきか? すでに枯死する株が出てきている。

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尾根道を上流側に進むと荒廃竹林が現れた。その先はまた普通の雑木林に戻ってホッとする。

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道に沿って下流側に下山する。途中に送電線の鉄塔が出てきた。

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この辺りは花崗岩のマサ土で、アカマツとウバメガシ、ツツジ類が多い。

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ウバメガシは備長炭の原木になる堅木だ。

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道を下りる。

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ため池の下の道に出た。

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下から先ほどの鉄塔を見上げる。

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広場に戻って、昼飯の準備や石運び、トラクターで田おこし。

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石は石窯の台座にするためのもの。水路に落ちている石と石垣づくりで余った小石を使う。

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やっぱり大人数でやると仕事がはかどるなぁ。

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事件発生! 調理中の大鍋が転倒。カマドにしていたオイル缶が鍋の自重でひしゃげてしまったのだ。やけどしなくてよかった。

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ブロックでカマドを作りなおしてまた一から料理開始。猪肉は被害を受けたが、倒れたのは野菜を入れる前なので材料はまだある。今回はすいとんの小麦粉に卵を混ぜたタイプ。

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味噌味で。

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ではいただきます。卵入りのすいとんがけっこうイケル。

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オニギリもいただく。

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ゆで卵も。

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午後は上の田の田おこし。

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前回途中になっていた桟道をインパクトドライバーで補修し、堰堤上流の枯れ竹を現場で燃やすことにした。

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広場下の棚田跡でも燃やしてもらう。この季節、焚き火から火事を起こしてしまう事例が多いので慎重に燃やさねばならない。薪は風上側にくべて、風上側に燃え跡を広げていくようにする。火はあまり大きくしない。もちろん事前に消火用水を準備。ここは電気柵の中なので畑として使える場所、すなわち「焼き畑」となる。燃やすことで雑草を生えにくくし、燠炭や灰が肥料となる。

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時間が来たので水をかけて消火する。明日は雨らしいが、それでも十分に水をかけておく。

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帰り際、蜂箱を設置した。方向、見通し、日照などどても条件の良い場所。

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この箱は岩手の藤原養蜂場の「日本ミツバチ用縦型巣箱」である。採蜜がとてもラクなシステムになっている。

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これでGomyo倶楽部のフィールドには3つの箱が仕掛けられた。まだ入っている様子はないが、蜂の気配はある。

しかし、虫の数はかなり減っている。この季節、チョウならたとえばコツバメ、ミヤマセセリ、トラフシジミ、ツマキチョウ、など春を代表するチョウが乱舞していていいはずなのだが、これらのどの種類も、このお天気だというのにまったく見られない。わずかにキチョウやスジグロシロチョウ、越冬後のテングチョウを見た程度だった。

それにしても、今日は皆よく働いた。ごちそうさまでした。


次回4月29日は観察会を行ないます。