稲刈り2021イベント終了!

台風一過の青空のもと、稲刈りイベント無事開催です! 前日の雨の残りで、ぬかるみが消えず刈れない田んぼも出てしまいましたが・・・。

スギの小丸太でハザ木を立てます。

そこに刈り取った稲を縛って掛けていく。

刈り取った稲の移動に子供たちもお手伝い!

刈り取りを終えた高校生たちはハザ木の収納庫の屋根作りの手伝い。

堰堤寄りに移動しました。

僕は食事当番で囲炉裏で1升5合の米(昨年の収穫物「イセヒカリ」です)を炊き、そしてシシ汁作り。炊き上げた米は酢飯にして作ってきた具を混ぜ「讃岐のばら寿司」にします。青みは冷凍のグリーンピース、丹波の黒豆。それをシシ汁の中で解凍するのだ♬

N先生がどデカイ飯切りを持っているというので、今回ばら寿司に挑戦することになった次第なのであるが、たしかにデカイ!(内径54㎝ある!)。材質もすばらしい! おそらく木曽サワラ(天然)、そして銅撚りタガ。それに炊き上げたコメを一気に放り込んで、家で調合してきたお酢と砂糖・塩を混ぜてしゃもじで切り、頃合いをみて具を入れる。

具は定番のニンジン、干し椎茸、ゴボウ、油揚げ、そして地物の小エビを入れたかったのだが、前日は港に上がらなかったらしく冷凍エビで我慢。さらに、讃岐らしさを出すべく金時豆をちょい甘辛に煮て入れてみた。仕上げに錦糸卵、そしてグリーンピース(丹波黒豆はN先生の恩師様より差し入れ)。

やはり、農作業の節目イベントのバラ寿司は、讃岐人のDNAを刺激するのか?大好評であった。

問題は味付けであった。僕は砂糖甘は苦手なのだが、讃岐人は甘めがお好き。このあいだ北鎌倉に取材に行ったとき甘めのお稲荷さんが美味しくて感動したこともあり、「砂糖はバカにできない調味料」と思い始めており、ネットで調べていたらIKUNASUの記事「IKUNASf【レシピ】讃岐の郷土料理/讃岐の田舎ちらし」を発見してその調合量を参考にした(こちら)。

これにシシ汁。肉は脂身のある猪ロースだった。

すだちを絞って落とし、吸い口とする。これもすこぶる素晴らしいものであった。

AMコンビはサメとエイの冷凍物を解凍し、バターを使ってムニエルに。足りない瀬戸内魚介をこれにて華添えしてくれた。

午後からビオトープの稲の刈り取り。

そのすぐ下の水路は以前の掃除と今回の台風でヘドロはすっかり消え、新たにクレソンが繁茂し始め、そこに・・・

ハグロトンボが盛んに飛翔して、クレソンにつかまりながら産卵していた。

あの工事から7年を経て、調和した自然が確実に戻り始めている。

一部、手を入れず残した斜面からはたくさんのヒガンバナが立ち上がり、燃えるような赤を咲かせ、そこに昆虫たちがやってくる。

夏の日照りに悩まされるこの地では、ほとばしる水がありがたい・・・。稲刈りを一年のサイクルの節目として感じられるようになれば、僕らもいっぱしの農人だ。

今年はみんなで餅つきできるかな?!

次回10/3は脱穀イベントです。その前に有志で刈り取りの続きをします。詳細は追ってLINEで。

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