脱穀イベント終了! 昼はドジョウうどん

脱穀のイベントの日がきました。すごくいい天気! 足踏み脱穀機登場! 飛び散るもみが集まるように工夫をこらしています。

今回も小人数で。まずは集合写真。

キッズたちは真っ先に足踏み脱穀機へ(笑)。ことしも超人気です!

こちらは機械(ハーベスタ)。いまどきはコンバインといって刈り取りから脱穀まで一気にやってしまう大型機械が主流です。コンバインはもみを取ったあとの稲わらを細断処理し、散布するので、稲わらを入手することが困難になっています。動物飼っている人は稲わらは重要なんですよね(今回の稲わらは石田高校の牛の飼料用に移送されます)。

リレーで移動するので仕事は早い。

一番下のため池に最も近い田んぼは古代米が刈り取りを待っていた。バインダーで一気に刈っていく。Gomyo倶楽部の棚田は数種類の稲を植え分けているので刈り取り時期がバラバラになる。しかし、いろいろ小規模に作れるという、これも小さな棚田のいいところではある。

こちらは食事係。今日のメインはドジョウ汁(打ち込みうどん)です。久しぶりに大鍋で作ります。薪火の調節が重要なのでM君とFsさんの奥様にお願いして細かく薪割りをやってもらった。

ドジョウは「土器川ロマンの会」で手練のMさんが、大分産の温泉水で養殖しているという上物を入手。ざっと洗って・・・

日本酒をたっぷり注いで生きたまま泳がせてから・・・(おとなしくなり、やわらかくなる)

ぐらぐらと沸騰させた鍋に投入。

切りたての麺を入れる。このときもぐらぐら沸きが肝要。しかし、終始強火でやってしまうと、野菜が煮え過ぎてしまう。この薪火の調整、そして時間差で野菜を入れるのが打ち込みうどんのキモである。根菜ははじめに入れて水から炊くが、ささがきゴボウだけは最後に入れる。ドジョウの臭み消しの薬味的な役割があるからだ。

味噌で味をととのえて盛り付け。このときもチームワークよく分業で配膳していなかいと、麺がどんどん伸びてしまう。また、野菜や役物ドジョウが均等にいきわたるように、そしてルックスの美しさの配慮も必要。

最後に薬味や吸い口。これがあるなしで味の完成度は大違いとなる。中央の青いのは柚子皮のすりおろし。そして粉山椒と赤唐辛子(香川本鷹)。

ドジョウは生臭みはまったく感じられず、すごく美味しかった。うどんはU先生が前夜からうどん踏みしてせっとしてくれたもの。僕が中心になってのしと切りをやったのでちょいと不揃いだが、それはご愛嬌♬

午後から地元のMさんに裏側の沢沿いの道を案内してもらった。おじいさんの代から冬はこの辺りで炭焼きをやっていたという。

一帯の山は森林組合が雑木林を伐採してヒノキを植えた所。伐採された広葉樹の切り株から萌芽枝が多数出ていた。

Mさんの炭窯の跡。石と粘土でドーム型に組み上げ、ここに窯をこしらえ炭を焼いていた。繰り返し何度も焼いて使っていたそう。現在は楕円形の穴と奥の煙突部の石組みがその名残をみせる。

戻って刈り取った束を運ぶ。

皆で一気にはざ木に掛ける。雨避けのブルーシートはこのはざ掛け専用の細長タイプ。

脱穀した「いのちの壱(龍の瞳)」。つぶが大きいのが特徴。普通の機械でもみすりができないのでいろいろと手間が大変なんだけど、めちゃくちゃ美味しい超ブランド米なのです。

おやつにさつま芋を焼く(地元Mさんの差し入れ)。長方形の囲炉裏を目一杯使い、両側で熾炭を作りつつ、中央にアルミホイルで包んだ芋を灰にうずめ、上に熾炭を乗せて焼く。

完成。焼き芋係のM君、汗だくで大変だったそう(笑)。

焼け具合は最高だった。さすが囲炉裏と薪火の力はすごい。。。

ハグロトンボを網で採って観察する。

子供たちは、ため池もんどり調査の魚が人気!

Mさんがイネわらで縄ないを見せてくれた。昔はどの農家でも行われてた冬の作業だ。

このワラ縄は日本全国どこでも作られ、実に様々な使い方をされ、やがて土に還っていった。讃岐のドジョウうどん、囲炉裏の焼き芋、そして稲わらの縄ない・・・いずれも子供たちに伝承したいものですね!

次回、10/17はふつうの活動日です。草刈りや水路掃除、赤米脱穀、そば収穫、階段の補修などやりたいと思います。

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