稲刈りと丸鶏

待ちに待った収穫祭、稲刈りの日がやってきた! 昨年は雨に悩まされ数度延期させられた収穫だったが、今日はドピカーンの秋晴れ♬ N先生の日程説明ののち早速稲刈りに入ります。

神饌田(しんせんでん)の稲刈りはコンバインで。昨年の豪雨による崩壊、その修復を乗り越えての収穫、喜びもひとしおです。

下の棚田は生徒さんたちを中心に手刈りで。こちらは稲架木(はさぎ)は昔ながらの竹です。

私(大内)は食事当番補助としてのミッションがあった。讃岐コーチンの丸鶏を石窯で丸焼きにするのである。今朝早起きしてアトリエでもち米を仕込んでおいた。ニンジン、タマネギ、セロリ、ニンニクなど香味野菜とともに米を透き通るまで炒め、鶏ガラスープで煮詰めて水分を含ませたものを丸鶏の腹に詰めるのである。

しかし、鶏は2キロ超の大物で、腹の中は意外に広く、1.5合のもち米では空間が余ってしまい、じゃがいも2個を切って入れることに。最後はつまようじで止めたのだが、これが、皮が固くてなかなか入らず折れてしまったりする。竹串を用意するべきであった。

昨日、小型イノシシも入荷してN先生が解体しスペアリブが手に入る。それは塩レモンとニンニクで味付けし、ローズマリーを振っておき、炭火焼きにする。

さて、丸鶏は鉄板の上に載せて石窯の中に入れるのだが、底の焦げ付き防止にタマネギ、ジャガイモ、ニンジンなどを敷いておくのである。さらに表面には塩コショウ、塩レモン、を揉み込み、ローズマリーをぱらり。いざ、2時間焚いてスス切れを確認した石窯の中へ!

そして主菜はこちら。鶏肉入りの打ち込みうどん。石田高校の生徒さんたちが作った野菜がたぷーり♬

私はスペアリブの焼きに入る。炭火焼はコツがいるのだ。

うりぼうなので肉は薄い、なので案外早く火が通る。

さっぱりとして美味しかった。これはシャンパンなどが合いそうである。

今日は今年の御田植え祭も取材された新聞記者さんもいらっしゃった。

さて、丸鶏は入り口をレンガで塞いで40分ほどで取り出してみたのだが、表面はいい色に焼けていたが、ナイフを入れてみると中はまだ生だったのでもう一度入れ直して作業と観察会の後にいただくことに。

赤米も無事収穫。

イセヒカリは2段重ねになった。

こちらは初収穫、超レア人気米「龍の瞳」である。粒が大きい。試食が楽しみである。

こうしてすべての稲刈りとはざ掛けが終了。

そして・・・・じゃ〜〜〜〜ん! 火が通った〜〜〜〜!!!

もち米の火通りはイマイチだったが、皮パリ中ふわで最高に美味しいものになった。切り分けて皆で食す。下に敷いた香味野菜は焼け焦げたものも出たが、鶏油を吸ったそれがまた非常に美味しかった。次回は失敗なく一発で決めたい!

観察会はため池のもんどり観察の他に、竹林地区にも入ってもらった。双眼鏡で樹木や野鳥を観察する。

こうして稲刈り観察会は終了。帰りに近所の崩壊跡を見に行った。上の崖が道路に崩れ落ちたのではなく、谷側がえぐれるように崩れ落ちていた。規模はけこう大きく、復旧にはかなり時間がかかるもよう。

土砂が竹林をなぎ倒していた。この沢筋の源流にGomyo 倶楽部の棚田・ため池があるのだが、下流には幹線道路とコンクリート基礎の建物がいくつかあり、また新たにコンクリート基礎の構造物が作られようとしている。

矢野さんの「大地の再生」理論を学んでいる私は、下流の構造物による水と空気の流通の詰まりが原因?・・・などと考えてしまった。

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