夏の観察会、イノシシ肉の石窯焼き

連日、体温を越える気温が続いている中、夏の観察会を実施しました。

標高300mを超える五名でも日中は猛暑、日が傾くと涼しなるのですが、活動時間中の陽射しは灼熱です。

子供たちや保護者、石田高校生の外、県内他校の学生も参加、講師H氏の案内で活動場所周辺の雑木林、棚田、溜池を巡回しました。

まず、足元のヨモギやオオバコの観察から。

池に移動して、ゲンゴロウを狙ったトラップや、希少生物モニタリング用のもんどりを入れます。

そして雑木林へ、もちろん移動中にも開花したナツズイセンやキキョウ、キツネノカミソリなどを観察。

陽射しを避けられる林内に入りひっそりと咲くナツエビネを観察、一息つくことができました。

前日仕掛けておいたカブトムシトラップを説明すると、子供鯛は急斜面を駆け上がっていきました。

残念ながらカブトムシ、クワガタムシは不発、カナブンやコガネムシだけでした。しかし、高校生チームはオオムラサキを発見の報告もありました。

H氏によると、かつてはそこここであふれる樹液にたくさんの虫たちが集まっていたそうですが、手入れされずに大きくなり過ぎたクヌギやコナラは弱っているのでしょうか。

侵入竹を整理し明るくなった林ですが、その後も手入れも考えさせられます。

お昼は、先日ピザ窯作りを大会で報告し表彰された女子高生が用意してくれました。

まずは、「イノシシバラ肉のアリスタ」。塩レモンやニンニク、ローズマリーで味付けしたバラ肉1枚をそのままピザ窯へ。

そして、もう定番、生地の仕込みも板についたピザの登場で大満足。

溜池のトラップは不発で池に入ってタガメ、ゲンゴロウを捜索するも出会えませんでした。

酷暑の中の活動で皆へとへとになって帰りましたが、生き物たちもこの暑さからじっと見を守っているのでしょうね。水中のもんどりの中にはドジョウやメダカ、カワバタモロコなどがたっぷり入っていました。

次回は涼しくなった秋を予定しています。

(報告:N)

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