今日は東かがわの棚田で稲刈りの日。朝からよく晴れて絶好の活動日和。
午前中は炊事係。ドジョウうどんの仕込みを手伝います。
前回、ヒエ取りした田んぼの稲。
下の田では手刈りして小型の脱穀機を使う。干すのは筵(むしろ)で。
ここは黒い米だが餅米である。
その上の田んぼは芒(のぎ)のある赤米(古代米)。
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さて、ドジョウ到着。日本酒で酔わせて・・・
ロケットストーブにのせて炊く。酒で半死状態なので暴れないし、これで臭みが取れる。
溜め池の多い香川県では昔から郷土食としてドジョウがよく食べられている。いまでもうどん店でドジョウうどんを出す店もある。たとえば・・・
高松市国分寺町の「福乃家」、さぬき市長尾の「いこい食堂」、香南町の「宝山亭」などである。関東では浅草に駒形どぜうと飯田屋というドジョウ料理の老舗があり、私も食べたことがある。骨を抜いて甘辛く炊き、ネギを山のように盛るので臭みは感じない。
が、讃岐のひとはむしろ泥臭さと骨ありのワイルドさを好むようだ。
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本体の大鍋ではその他の具が投入されて、薪ががんがん入れられる。
そうしてドジョウが合体。次いで味噌で味を決め、うどん投入。うどんは打ち立ての粉のついたものをそのまま入れる「打ち込みうどん」である。つまり群馬の「おきりこみ」や山梨の「ほうとう」と同じスタイルだ。
いつものように、農業高校の生徒さんたちが作った柚子胡椒や唐辛子の薬味を入れていただく。プリプリとして柔らかな煮込みドジョウを頭から骨までいただく。yuiさんの椀から3匹ほど飛んできたので6~7匹は食べたかも?(笑)。
でもホントは女性がたくさん食べたほうがいいんだよ。ドジョウの鉄分はホウレンソウより多く、ビタミンB2はレバーに次いで豊富で魚類ではトップ。ちなみに「ウナギ一匹、ドジョウ一匹」と言われ、1匹の栄養価はウナギ一匹にも匹敵するそうですゾ。
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午後はH氏にリンドウが咲き残っているところを教えてもらい、マイ鎌でそこの草刈りをやって花を救出する。
大輪の美しいリンドウである。
竹を切ってはざ木を作り、はざ掛けが始まった。
私もお手伝い。稲刈りとはざ掛けは初体験である。
途中で溜め池の調査隊も出動。水性動物は健在であった。
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崩れた石垣箇所にはブルーシートで覆いをしておく。この冬に修復する予定。