台風の雨などで3回も流れてしまった稲刈り&観察会のイベントですが、ようやく晴れました! 18名の参加。
テントを設営してさっそく稲を刈ります。
結局、あの3回の豪雨にも田んぼは崩れませんでした。水を抜いていたからでしょう。
子どもたちも元気に加勢します。
カマの扱いも、お見事♬
外周をO先生がバインダーで刈っていきます。
今日は食事長のU先生欠席のため私(大内)が昼食準備を担当することに。メニューは猪肉入りのしっぽくうどんです。
久しぶりに森林組合に務めているK嬢がやってきて、チェーンソーで薪づくりをやってくれた。
神饌田はすべて刈り終えて、はざ掛けの準備に入る。
人数がいると作業はどんどんはかどります。
はざ掛けも手伝ってくれた。
さて、汁の味付け。今回は猪肉がスライスしてあり、2種のキノコ、油揚げがあるので、「だしの素」はいらないと判断。味噌と塩とだし醤油と酒だけで調味した。ただし、だし醤油の中にも化学調味料が入っているので純粋な自然味とはいえませんが。
ネギだけを時間差でいれてしゃきしゃき感を残します。うどんは製麺所のソフト麺だったので、別の鍋で湯がい湯切りし、そこに汁を入れて・・・といううどん屋さんのスタイルでて食べてもらいました。
ところが、丸い菜箸は滑ること滑ること、急遽竹箸を作ったりして給仕したのですが、長老のMさんが簡単なやり方を教えてくれた。うどんを入れたお椀に湯を注ぎ、お椀の中で湯洗いし、割り箸で麺を押さえてその湯を捨てるのです。ナルホドと思いました!
汁の味はすっきりしていて好評でした。おかわり続出で麺は完売。汁もわずか残っただけ。
よく働いたので子ども達もお腹がへったでしょう♬
冷めるの待っているのかな?
午後から上の2枚の田んぼの赤米を運びます。
コンバインの刈り残しを私が手刈りしました。N先生と2人で田植えし、除草した田んぼなので思い入れがあります。
運んだ赤米を掛ければ完了です。
できました。壮観ですね。
今年はどんなお味でしょうか。
片付いたところで観察会に入ります。まずは竹林整備の現場へ。
ところがダムを越えてびっくり。草刈りの草山をつくり、竹を燃やしていた広場のほぼすべてがイノシシのぬた場になっているのでした!
燃やした炭の跡も蹴散らされて平坦になっている。
草を集めた山はことごとく潰されていて、イノシシがミミズを探ったような跡が見てとれる。まあ実質的な被害はないのでいいけれど・・・。
マムシグサの実が鮮やかでした。
林内にはサルが柿の実を食い散らした跡もありました。そういえばカボチャは全滅でした。いくつか実っていた玉は跡形もなく消えていました。
後半はもんどりを仕掛けたため池に向かいます。
3つ仕掛けたうち、沢側のもんどりに大漁でした。
大きなモツゴにカワバタモロコ。
体高が高いのはカワバタモロコの♀です。
講師H氏のレクチャーを聴きます。
水も澄んでおり、崩壊後の影響も魚たちにはなさそうで一安心しました。
ただ、今後の工事でコンクリートのアクが入ると重大な影響を与えるので注意が必要です。
薪が片付いて広場がすっきりしました。
ともあれ4回目にして稲刈り無事終了です。皆様、お疲れさまでした!
コメント
みんなお疲れ様!
茨城の青空とおんなじ天気だったようで安心しました
草突きでヒエが少ないのを喜んだのも束の間、イノシシ登場、田んぼの崩壊、台風々で延
期続きの稲刈りと心配ばかりでした
あとは新嘗祭まで天日干しと脱穀・籾摺りのもう一息ですね
そうそう、O先生が操作したのは刈取り&結束機で「バインダー」といいます
稲架掛け乾燥後に脱穀する機械が「ハーベスタ」
ほとんどの農家が使ってる「コンバイン」とは1台の車体に刈取り機と脱穀機の両方がコンバインドされて乗っているってことです。結束機はオプション扱いで、多くはワラを短く切って田んぼに吐き出し、後でトラクタですきこみます
やせた五名のたんぼ、ハーベスタで脱穀した後の長ワラ、今年はどう処理しますか?
>バインダー、ご指摘ありがとうございます。修正しました。
草積みの山までイノちゃんが蹴散らすとは参りました。堆肥づくりも電気柵の中でやらないといけません。落ち葉か刈草。竹燠炭と、素材はいくらでもあるのですから、それらを作って田んぼに入れればいいと思います。
そうして、また来年の変化を見るのが楽しみです。