冬の観察会

よく晴れた。が、とても寒くて風も強い。先に到着していたH氏と私の2人で火をおこしたのだが、地面は濡れているし風は強いし、着火に苦労させられた。まずは3又吊るしカギで湯を沸かし、後ろでは昼食の仕込み。

今日は大物を堰堤の上まで運ぶ。

元気のいい高校生3人が手伝ってくれる。

さてこれは?

その足で観察会開始。

花はないので、樹木のことや炭焼きの窯跡の観察などを。

池も冬枯れである。さすがにモンドリには入らないだろうと、H氏が別の池から観察用にカワバタモロコを仕入れてきてくれた。

よく澄んでいるが、生き物の気配はない。

これは何でしょう? カマキリの卵? いや、トックリバチの巣なのだ。このハチは土で作った巣の中に産卵し、捕らえてきたイモムシを中に入れてふたをする。孵化した幼虫はイモムシを食べながら育ち、成虫になると穴を開けて飛び出していく。だから、穴のあいた泥のトックリの中は空なのだ。

昼までの空き時間、参加者は火をいじったり薪割り体験をしたり。薪割りはとくに皆が夢中になるようだ。これからは雑木林の更新も視野に入れて、薪づくりもメニューに入れるべきかも・・・などとメンバーと話し合った。

さて昼は、猪肉と野菜たっぷりのスープに、チャーシューづくりで出たタレで味付けした汁を作っておき、別鍋で生麺を茹でて・・・。

猪肉ラーメンです。味玉とネギを添えて。

ううう、寒い日にはこたえられません♬ 参加者はスープを絶賛、こんなに美味しいイノシシ肉は初めて・・・という声も。

デザートに餅を焼く。焚き火で餅を焼くときはどうすればいいか? ということも、最初はわからないものだ。炎で炙ればススで黒くなってしまう。炭で焼けばいいのだが、距離があればいつまでたっても焼けない。そんなことを学びながら、餅の美味しそうな焦げ色を眺める。

ピザ窯の土台を作るために石を集めてもらった。H氏が納屋からいいバールを持ってきた。石の動かしには欠かせない道具だ。

午後からK嬢がやってきて、池の下のお宅の垣根の整理を手伝ってくれた。

森林組合で腕を磨き、チェーンソーワークもなかなかのもの。

参加者を見送って、メンバーは再び堰堤の上へ。朝運んだ物はイノシシの箱ワナだったのです。それを組み立てる。

米粉の餌をまいて、徐徐にならして警戒心を解いてから、扉のトリガーを仕掛けるのだそう。

まずは入り口付近で餌を食べてもらい、餌をだんだん奥へと移動させる。幸い、ここには沢水がある。来年早々には解体ショーが見れるかもしれません♬ そして自給自足の獅子鍋へ。

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