棚田のワークショップ 第3回 水田草取りと観察会

五明倶楽部棚田で開催された第3回目の水田草取りと昆虫観察会は、朝9時の集合から始まりました。参加者はまず、1番の赤米田でコナギの除去作業に挑みました。太陽がじりじりと照りつけるなか、参加人数は少なかったものの、子どもたちや学生たちは暑さにも負けず元気いっぱい。そのエネルギーのおかげで、広々とした赤米田も、ビオトープも無事に作業を終えることができました。まさに「ありがたや、ありがたや」の一言です。

草取りのあとは、子どもたちが網を片手に昆虫採集に出発。「五名に住む昆虫を記録しよう!」という目標のもと、田んぼのまわりを駆け回りながら、さまざまな昆虫を追いかけました。中でも多く採集されたのはトンボたち。三角紙に丁寧に包んで持ち帰り、後日メンバーによって標本作りが行われました。展翅板に虫ピンで形を整えながら広げ、乾燥で折れやすいトンボの長い腹部には竹ひごを差し込んで工夫するなど、細やかな技術が光ります。

今回採集されたトンボには、コサナエ?やショウジョウトンボ、コフキトンボ、シオカラトンボなどが含まれていました。五名の自然には、まだまだ多様な昆虫たちが生活しています。

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