ため池の刈り込み、自然度が戻り始める

所用があり昼から参加しました。車の温度計は20度ちかく上がるという春の日和。ため池のガマ刈りの作業が行われていました。

バカ長をはいて池の中から大ガマで刈り取っていきます。

水路と田んぼを一周してみた。奥の緑は・・・

クレソン。

水をはったままのビオトープ田んぼにには・・・

アカガエルの卵が。基盤整備と冬季の乾田化によってアカガエルは森と農地との行き来と産卵場所を絶たれ激減した。Gomyo倶楽部の水路は環境親和型の穴あき2面張りなので、なんとかカエルが移動できる状況になってきたのかもしれない(水路の中にも卵が多数産み付けられていた)。

オオイヌフグリが開花。成虫で越冬していたキタテハやテングチョウが飛び始め、ミツバチも盛んに動き始めている。

水路の天端にはサルの糞。分解されない柿の種子が多数混じっている。

広場に戻るとAMコンビがイノシシ肉をタンドール窯に仕込み中。

この蓋のスリットはこのときのためにある。

焼けました♬ 自家製焼肉のタレでいただきます。

その他、焼きそば、焼肉など昼の宴会が始まる。ご近所の方も炭持参で参加してくれた。

焼肉を終えてもまだ炭に余力があったので、Mくんが「きむら」で買ってきたハマグリを焼く。

午後はまた池周りの作業。コウホネを間引く。

その後は夕刻まで、前回にわかに作った囲炉裏の「燃やし方研究会」(笑)。太い薪を使ってでさえ、ちょろちょろと小さな炎を維持していく・・・この囲炉裏の極意を皆に理解してもらうための実演。常に湯が沸いているので好きな時にお茶が飲める。これも囲炉裏と自在鉤のいいところだ。

N先生がフキノトウを探してくれた。水路には泥が溜まり始めているが、これを全部さらう必要はない。S字蛇行で滞りなくみおすじができていればいい。この両岸に生物相の豊かな緩衝地帯が生まれる。ただし風が通るように少し刈り込んでおくことは必要。

その泥の上にフキが育ち始めている。堰堤と護岸工事から7年が経過して、コンクリート周りに自然が戻りつつある。

2014年の春、工事竣工当時はこんな感じで緑は丸裸だったのです。上から3番目の写真と見比べてみてください。

風のトイレ下のチャノキもこれだけ復活してきた。これを1から植樹しようとしたら大変であるが、先人の植えた埋もれたものにちょっと手入れを加えるだけで、植物たちは息を吹き返して新たな環境を創造してくれる。

今年は茶摘みができそうですね♬