チャノキ出し、マガモのロースト、「囲炉裏」誕生!

今年2回目の定例活動です。ちょっと春めいてきました♬

ちょこちょこと手をかけて育ててきたチャノキが目立つようになってきた。うれしいね。

午前中は皆でチャノキを出す仕事を。チャノキの周囲の雑草を刈り、チャノキに十分光が当たるようにします。さらに根元の垂れ下がった枝を伐り、空間をあけてやるといい。斜面にずいぶんチャノキが目立つようになってきたでしょう♬ 今年は茶摘みができます! 斜面の保全にもなるのです。

N先生とFさんが屋根を延長しておいてくれた。屋根材が届いたので皆で屋根張りをする。

これでいつも動かすのに手子づっていた大テーブルを、この屋根の下に固定できる。するとカマドスペースがゆったりする。

その間に僕は2回目参加のMさんを助手に昼の仕込みを。菜花の胡麻和えを作ります。香川県って全国的にも優秀な菜花の産地です。今朝、直売所で買ってきた朝取れをここで茹でます。ゴマもここでスリスリ。

定番のシシ汁うどんにおにぎり。そして、今日のスペシャルは・・・

こちら!!! 狩猟をやるFさんが仕留めてきたマガモ!!! 超スペシャルジビエなのだ。香川産のオレンジも持ってきていただいたので、赤ワインソースにオレンジを入れて。クレソンは沢から摘んできた。

鉄のフライパンでカモ自身の脂で焼くいた。詳しい調理方は僕のブログに書いたのでお楽しみください(こちら)。しかし、めちゃくちゃ美味かったです!

今日はキッズが5名。野菜も食べにゃいけんよ〜、とオジサンは野菜皿をサーブするのであったw。

午後はため池のガマの刈り出し。

少しでも有機物の堆積を減らしたいのと、腐らせて肥料にします。

堆肥置き場に運んだものの、ゴワゴワと手強いのでチェーンソーでカットしてみるも・・・これは堆肥化は無理なんじゃないか? ということで後で燃やすことに。しかしガマの使い道を調べてみると、その昔アイヌはガマを貴重品に扱い、これでゴザを編んだりしたそうです。

こちらは昨年収穫した蕎麦の実。

Mくんに風選をやってもらった。手箕(てみ)を使って空中に放り上げ、風でゴミを飛ばしてより分けるのだ。しかし、プラスチックの箕はバウンドしすぎてよろしくないようだ。

さて、机がどいてカマドスペースが広がった。「ここに囲炉裏つくらなきゃいけませんね」とN先生が言うので、半割り丸太をチョウナで削って平面を出し、カウンター型の囲炉裏スペースを組んでみた。本来なら四角形にカマチを組むのだが、板幅があってスペースが狭くなるので両サイドは石組みで作る。

寒の時期に伐ったマダケがあったので、ついでに自在鉤も作ってしまった。横木の魚木はとりあえずのなんちゃってだが、いずれきちんと彫刻したものに変えよう。麻紐は子供たちが三つ編みにしてくれた。

吊り木はシラカシの枝の二又のところを使う。中にはこの自在鉤の使い方を初めて知ったというメンバーもいて、「そうか、もうそういう時代なんだな・・・」と感慨にふける。

囲炉裏づくりで最も重要なのは自在鉤上部の固定方法である。竹の節を残して切り、直下に角穴をあけて細い角材を貫通させ、そこに強度のある細紐をかけて吊る。横棒を渡してそれに掛けると左右に動かせて便利だ。横棒はビス止めではなく番線で固定すると調整がしやすい。

高校生たちが帰ってから作り始めたのだが、1時間半ほどで出来てしまい、囲炉裏を囲んで皆でお茶を飲んでまったりしたのだった。

これで石窯、タンドール窯、そして囲炉裏と、世界の代表的な調理炉が揃いました♬ 中でも囲炉裏は最高の調理炉であり暖房装置です。これからここで皆で囲炉裏の使い方を学びたいと思います。

参考書はこちら♬

目次は田舎の本屋さんへ

Wikipediaにも紹介されてます「囲炉裏」

YouTubeに動画をアップしました。

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