雨上がりのいい天気です。ただし風が強い。
午前中は田んぼの畦切り班と、新入生の草刈班とに別れて作業しました。
ちょっと前にかなり強い雨が来たのですが、水路の誘導工は無事に機能していました。
その下流に掘っておいた澪筋も健在で、泥アクがすっかり流れていました。
畦切りしていたらシュレーゲルアオガエルの卵塊が出てきたそうです。
新入生には僕(大内)が敷地を案内しながら草刈り指導しました。
昼のピザタイムです♬ いままででいちばん大量にピザを焼いたのではなかろうか(笑)。生地の仕込みはMI先生担当、大変だったと思います。
業務スーパーの冷凍ピザ生地でも焼いてみました。これを使うとかなり楽で早いです。今後のイベントにはこの導入もアリかもしれません(「業務用 ナポリ風ピザクラスト」直径約19cmの生地が5枚入り/価格は375円。1枚あたり75円)。
後半は各自自分で「焼き」もやりました。
A君らは釣果のチヌと黒メバルを塩焼きに。小さい網も持ち込んでくれた。
午後から植物観察。まだエビネ群の花がいくらか残っていました。
ユキモチソウも。
上流の境界杭があるところまで登ったのですが、あまりにも枯竹の散乱がひどくて沢水が見えないほどだったので、
「10分くらい皆で掃除しようか」
と僕が声をかけて沢掃除をすることに。
竹を沢から取り出すだけでなく、石の間に詰まった落ち葉なども掻き出してやります。するとモクモクと泥が流れ、けっこうな水量がよみがえってくるのです。
これは実に気持ちのいい作業なのですが、しっかりと効能もあるのです。まず堆積している泥アクは無酸素・嫌気的になり不快な有機ガスを発しています(作業しているとドブ臭いにおいがするのでそれと分かる)。これは地中からも空間からも周囲の植物に害を与えています。それが流れることで解消されるのです。
泥アクは流される過程で水中の酸素と渦流による磁気的エネルギーを得て団粒化します。つまり流すことで泥アクはかなり自然消滅するのです。と同時に、空間的障害物がなくなるため、川面を風が流れるようになります。この空気の淀みが解消されることもとても重要です。空気はつながっているために、沢の空気の動きは尾根筋にまで影響を与えます。
3年生たちが自主的に「これ気持ちがいい、下まで続けましょう」と言ってくれ、次々と沢を塞いでいる竹を片付けて水流を復活させていきます。ビフォー・・・
アフター。
作業が終わるとサラサラと優しい水音が聞こえてきます。そして水が澄んできます。
杉の木のところまで来ました。これで雨が降るたびに泥アクはどんどん消えていくでしょう。
畦切りはほぼ完了しました。
途中で何度か雨。肌寒くもあり、皆が囲炉裏に集まります。長方形囲炉裏なので二ヶ所に炎を立てます。
雨が来る前に建物群の雨水排水の溝切りもやっておきました。実は、こうして流すことも大切なのです。水たまりができると泥アクが堆積し、有機ガスが出て、囲炉裏のかまちが腐りやすくなったり、背後の崖が崩れやすくなったりします。
あと気になるのは薪置き場とその隣の荷物の置き状況。午前中の草刈りのとき、池周りはK嬢と作業して風を通しておきました。
残りの魚はA君たちが自主的にタンドリー窯を使って燻製に。
次回はいよいよ田植えの準備作業が佳境に入ります。その前に有志で前作業に入ることになるでしょう。LINEでの連絡確認をよろしくお願いします。