タマムシとタチバナ

9月に入って第1回目の活動日です。数日前にかなりの雨が降ったので、Gomyo倶楽部の田んぼや小池がどうなっているか? ・・・高松はあれだけの豪雨だったのに、五名地区は降りが少なかったようだ。田んぼにはくまなく水がたたえられたけれども、池の水は相変わらず少なく、上流部のイノチノイチは実りの入らない穂も出てしまった。

それでも久しぶりに広場の小池に水が入った。さっそくカエルやトンボがやってきて、メダカも泳いでいる。メダカは右手のコンクリート枡のたまりで一夏中じっと耐えていた数匹だ。

今日は香川大グループから中国人の研究者が参加。神戸在住の方で五名地区は始めてだそうです。

まずは草刈りです。電柵の下を地際で刈るためにちょいと加工してみます♬

ドリルで底面ひとつ穴を開けます。

そこに2本のコードのうち1本を通す。これで地際が刈りやすくなる。

Fsさんがカマドを着々と製作中。粘土で形が立ち上がってきました。

ムラサキシジミが飛んで来た。幼虫の植樹はスダジイやアラカシなどのブナ科の常緑樹。森林性のチョウだ。地上の落葉の中で蛹化する。

シジミチョウはアリとの共生する変わった習性を持つものが多い。このチョウも蜜を分泌して数種のアリを誘引するなどの行動をとる(アリを麻薬漬けにして、ボディガードとして使役するのらしい/驚)。

カメラ構えて待っていたんだけど翅を開いてくれなかったのでwikの写真から拝借。このムラサキシジミはちょっとした山に行けば見れるいわば凡種ですが、近似種のルーミスシジミは絶滅危惧種で産地も局地的です。四国では徳島に産地があり、全国からマニアが集まっているもよう。

今回は採蜜できるかな? と思って道具を持ってきたのだけど、巣房があまり増えてなかったので見送り。一匹だけ巣にからんでいたキイロスズメバチを殺そうと補修網を持っていったら飛んでいるタマムシを捕獲❣️ いや〜「森の宝石」と呼ぶに相応しい、美しいね♬

カマド、だいぶ出来上がってきました。上部には穴開きの鉄板が載り、側面はもう少し肉付けされる予定です。18日の稲刈りイベントで点火式できるといいですね。

今日は「風の縄文トイレ」の補修もしました。ちょっと斜めに傾いていたので、針金で引っ張って、柱の補助杭を新しく打ち直しました。

草刈りのメドが立ちそうなので、単独で右の沢を探索に行ってきた。緑がかなり回復している。まるで雪解け後の新緑のような様子から、沢の掃除によって両岸の地中の空気が通り始めた効果であることがわかる。

上流部にはこれだけの水が流れているのだが、砂防堰堤手前の砂地で伏流してしまい、いったん堰堤の出口からは水が出てはいるのだが、水路を流れるうちにまた消えてしまう。

作業後にスタッフで右の沢の水をいかに田んぼに導くか、現場検証もしました。黒パイプで堰堤の出口から引っ張るアイデアが有力かな・・・。

ため池の水も減ったままでなかなか水位が上がらない。堤に植えてある樹木がボサボサで息苦しそうなので選定に行く。

樹種はタチバナ2本(左)とカエデ(右)。ビフォー。

アフター。風通しがいいように、下草と下枝を払い、刈り込みは先端だけでなく、中の枝も抜きました。カエデは脚立が欲しいですね。次回にしましょう。

タチバナです。だいぶ枝葉が密集してクモの巣だらけになっていました。

小さな実がついていました。

一番下にある赤米です。古代米はどっしりとして迫力があるね。ちょっと倒れてしまったので心配ではあるが。

今年はこれで餅つきしたいですね。

次回9/18は稲刈りイベントです。皆さまの参加をお待ちしております。

イベントのチラシはこちら

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