アリジゴク、クロメンガタスズメ

稲がだいぶ育ちました。数日、久しぶりの大雨が来た香川県。かなり期待してGomyoのフィールドへ向かったのですが、広場の小池にぜんぜん水がたまっておらず、ガッカリ。ここに水がないということは、一番上の棚田には水が流れていないということ。

上3枚の棚田はイノチノイチという品種ですが、とくにいちばん上だけは水入れの水系がちがうためにモミの成熟がわるく一部黒斑が出てしまいました。

Fsさんにお願いしているカマドが制作進行中でした。

午前中、僕は広場上の草刈り。かなり期間を開けてしまったので、その大量の刈り草をブルーシートで堆肥場に移送しました。

今日は香川大から3名が参加。

お昼は氷でたっぷり冷やしやたソーメンです。

食後、F先生の子供たちとアリ地獄で盛り上がってしまった。囲炉裏の周囲の地面に多数のアリジゴク(ウスバカゲロウの幼虫の巣)ができており、さっそく捕まったアリがもぞもぞ見えていたからである。

僕も少年の頃、これを取り出して家で飼ってみたりしたものだ。ちなみにこれは幼虫なのであって、やがて蛹化し、ウスバカゲロウというトンボに似た成虫となって夜間の網戸に飛んで来たりする。

ウスバカゲロウ科は「カゲロウ」という名が付けられているがカゲロウ目ではなくアミメカゲロウ目(脈翅目)ウスバカゲロウ科 Myrmeleontidae の昆虫で、卵→幼虫→蛹→成虫という完全変態をする昆虫である(トンボやカゲロウは不完全変態)。

午後、働き手が少ないので僕も刈り払い機で畦の草刈りを手伝い、その後、水路があまりに雑草や雑木で混み混みになっているので空気が流れる程度にに手ガマで刈りました。

すると水路の中にけっこう大きな蛇、マムシを発見。岸に上がろうとしているのですがなかなか上がれません。「這い上がりスロープ」が標準装備になるような自然親和型の水路が必要だと思いました。

ざくりと、草刈りはこの辺でやめておきます。このゆる〜い雰囲気の手入れが、自然のためにはちょうどいいのです。来年さらにホタルの数が増えるのが楽しみです。

A君が面白いガを見つけてきました。メンガタスズメの仲間、クロメンガタスズメです。背面に見られる人の顔に似た模様から名付けられています。

メンガタスズメは屋久島で見たことがあります。クロメンガタスズメはメンガタスズメより南方系の種で,日本では従来九州以南のみから記録されていた希な種 だったのですが、2000年以後、分布を北上させ現在は福島まで確認されたているそうです。

メンガタスズメはシタバガ亜科(Catocala )のように後ろ翅に鮮やかな黄色縞を持っていますが、クロメンガタスズメは地味です。が、捕まえてみるとキイキイと鳴き声を立てるのが面白い。

お盆が明けたとはいえけっこう暑い1日で汗をたっぷりまきました。というわけで15時すぎには上がることに。蕎麦の種まきは次回に見送りです。

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