活動場所への行きすがら、どこもかしこもサクラが満開であった。焚き火がうっとうしくなるほどの暖かさだ。
この敷地にもヤマザクラがいくつかあり、開花していた。ヤマザクラは葉の芽吹きと同時に開花するためにやや地味だが、それでも枝枝いっぱいに花をつける貴重な樹木である。
堰堤の奥にも、竹の整理をしているうちにヤマザクラの樹皮が出てきて、はたしてこのサクラは咲いてくれるだろうか? と思っていたが、なんとか木のてっぺんだけに細い枝を伸ばして、花を咲かせていた。
越冬から覚めたアカタテハ。ツマキチョウも何頭か飛翔を見た。
以前、ツマキチョウについて、ブログにこんな文章を書いたことがある。
ほとんどの人が、この早春のチョウの存在を知らない。遠目ではモンシロチョウと変らないから。しかし、よく観察すると、飛び方にも特徴があり、ネットに入れて観察してみると美しい斑紋に誰しも驚く。5月になれば、もうこのチョウを見ることはできない。http://iroridanro.net/?p=16295
残念ながら、今日は捕虫網を忘れてしまった。というか、もう網が古くてボロボロで使えなくなっているのだけど・・・。
春の花もいっせいに咲き始めた。これは在来種のカンサイタンポポ。
キンポウゲ科のウマノアシガタ。名前は葉の形が馬蹄型ということで付けられたらしいが、なぜかそうは見えない。キンポウゲ科はトリカブトなど猛毒植物が多いが、これもその一つ。
スミレがそこかしこに、散らばるように咲いている。
これは堰堤上流の群落。日本を代表するスミレ、タチツボスミレである。
堰堤上流にはスミレはほとんど見られなかったが、竹を伐ることで明るくなり、たくさんの群落が出現するようになった。
マムシグサがいくつか出ていた。が、まだユキモチソウには早いようだ。
シラカシ大樹下にセットした蜂箱に偵察バチが来ていた。今年は入る可能性大である。
前回、皆かなり頑張って作業したようで、ずいぶん景色が変わっていた。
明るく風通しが良くなって、けもの道さえ人の登山道のように露わになってくる。イノシシやサルたちもさぞかし困惑していることだろう。
午後は花見にしようということで、食当のU先生がお弁当や飲み物、おやつを手配してくれていた。当初は門入ダムを予定していたのだが、満席で駐車場もいっぱいということで、急遽石田高校のお庭をお借りすることになった。
お弁当も大変美味しかった! 出汁巻卵にチキンフライ。黒米に染まったピンクのご飯がお花見らしく。
この後、石窯に使えそうな廃品などをチェックして散会となりました。
次回15日は一般作業日。GW連休初日の28日(土曜)は観察会を予定しています。