春の観察会を行いました。ちょうどユキモチソウの開花にピタリでした。
ユキモチソウはよく観察すると、マシュマロを包む仏炎苞の下部はブルーがかっていて、茎の付け根には赤色のカバーがあり、それが美しさをさらに強めています。日本固有種で環境省の絶滅危惧II類、四国と本州の一部にしか存在せず、関東以北では見られません。世界に誇れる四国を代表する美野草といってもいいでしょう。
エビネも日当たりのいい斜面ではすでに咲いたものも。
キエビネも今年は開花が早い。
しかし、多くの株はまだ蕾です。GWくらいがやはり見頃かな?
ユキモチソウと同じサトイモ科テンナンショウ属のウラシマソウも健在。
沢の奥にも点々とユキモチソウが観察できました。
またユキモチソウの近くにエビネも株も見られ、これは嬉しい発見。しかし、斜面が崩壊してこの株など守られるか心配。
今回はここでヤマシャクヤクを初めて見た。香川県では危急種(VU)になっており、これは大切に保護しなければ。
キバナオドリコソウ。在来種のオドリコソウは淡いピンク色をしている。キバナはヨーロッパ東部~西アジア原産で、園芸種が逸出したものと考えられる(私の家の図鑑には載っていない)。ここは棚田跡地なのだが、しかし不思議ではある。
フデリンドウ。背も低く極小なので、学生たちに踏まれないように教えてあげねばいけない。
お昼は焚き火で・・・
カレーうどん。
そしてピザ! 今日はいつもと反対側を使った。窯の保全のためにも左右交代で床を使ったほうがいい。
生地が柔らかかったのでピールにくっつきやすくて難しかった。この失敗を繰り返すと、窯床が溶けたチーズや具でデロデロになってしまうんよ。
でも子供たちは積極的にピザ作りに参加して大人気。
生地がなくなったらウドン玉にチーズのせてを焼いてみたい! なんてリクエストする始末(笑)。
今日はトラクターで田起こしもしました。
次回はため池でさらった泥を神饌田に上げてみようかな。
※ニホンミツバチの箱はいまだ全部空振りです。前回偵察バチが多数来ていた箱もダメ。でも誘引剤はたっぷり塗っておいた。