花の饗宴と春のトンボたち

なかなかニホンミツバチが入ってくれないので、キンリョウヘンを借りてきてセットした。ランの一種で強い誘引作用がある。

地面のそこかしこに春の花が咲き乱れている。フウロソウ科フウロソウ属のアメリカフウロ。北アメリカ原産の帰化植物。

ハハコグサ。これはまぎれもなく日本産。春の七草ひとつで、俳句の季語にもなっている。茎葉の若いものをオギョウと呼び、食用とする。

ムラサキサギゴケ。ハエドクソウ科  サギゴケ属。ゴマノハグサ科で分類される場合もあるそうだ。

近似種にトキワハゼがあるが、ムラサキサギゴケは花が大型で匍匐枝を持っている。

びっしりと小さな黄花が一面を覆っているのはコメツブツメクサ。

ヨーロッパ〜西アジア原産、マメ科シャジクソウ属で、シロツメクサが近似種。

堰堤の上流に入り写真を撮りに行く。

まだたくさんあった、ユキモチソウ。

そしてエビネも開花。

春のカワトンボがたくさん飛んでいる。ニホンカワトンボ。オリンパスTG5の顕微鏡モードで接写してみた。

羽の色のちがいがオス・メスの見分け方と思ったら、どちらも色違いの個体があるという。見分けは「縁紋」でする。縁紋が褐色なのでこの写真の2匹はどちらもオスだ。メスは縁紋が白い。ただし未成熟のオスは縁紋が白いというからややっこしい。

上流には相変わらず枯れ竹の散乱。それでもぽつぽつと希少種が咲いている。

ホオノキも若葉を茂らせる。

以前は竹に覆われて木漏れ日さえなかった道。

しかし、ここは少し片付けたいな・・・。大地の再生視点からすると、沢筋の滞りのない流れと風道はとても重要なのである。

昼は焚き火で「焼きそば」♬

自家製ベーコンと玉ねぎをIN。

キャベツ、もやし、ピーマン。でも麺は3玉が限界。

ではいただきます!

2ラウンドまで私が手伝い、3ラウンドは学生たちだけで作ってもらう。

なかなか筋がいい♬

焚き火の広場周りにはノアザミがけっこうある。これは食用になる立派な山菜である。次回は山菜天ぷらやってみようかな。

午後は畑の草取りも少し。

コナラも風が通るように幹回りの笹を刈り、風の剪定をした。大地の再生視点で手入れしていると、ヤブ化がかなり収まっていくのが実感できる。また観察眼が養われるので、有用植物を残すことができるようになる。法面にはチャノキがけっこうあり、ちょうど茶摘みができる若葉が出ている。これも残して大切に育てていきたい。

ため池はコウホネが葉を広げ始めた。今年の御田植え祭は6月16日(日)の予定です。ぜひご参加ください。

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