メバルとフデリンドウ

3年間の森林・山村多面的機能発揮対策事業を終え、今年度初めての活動日。

今日の参加者はこれまでの活動を振り返り、皆まったりと活動場所を満喫しました。

つい先日まで、冬枯れの活動地域でしたが、今日は桜も満開、あちらこちらで虫の息遣いが聞こえてくるようです。

大内代表はミツバチの待ち箱点検、複数の偵察蜂が出入りするのを確認し、蜂のあらわれなかった昨年のリベンジもいよいよ間近か。面白い飛び方をするトンボも見たとのこと、今年はこの地の昆虫類の同定も腰を据えてやりますか。

冬の間、ユンボで掘った出水の底でたくさん動いていたいさご虫(トビケラの幼虫)は、どこへ行ったのやら姿を消していました(帰りに物置の柱にとまっているトビケラを発見、無事に羽化したんだね)。

大内・注/これはトビケラではなくカゲロウの亜成虫だと思います。トビケラは蝶や蛾のように幼虫→蛹→成虫、という完全変態をします。カゲロウも幼虫は水棲ですが、蛹のときがありません。ただし、亜成虫からもう一回脱皮して、成虫は白く変化します。来年は水槽で成虫を観察したいですね♬)

満開の山桜の花吹雪舞う中、植物はスミレやフデリンドウが開花。風の草刈り効果か、ウマノアシガタの黄色い花が目についたりもしています。そういえばとエビネの様子を確認に行くと、やはりもう蕾が立ち上がり…。この調子では、次の活動日には開花が見られるのでは。

皆でお茶を飲んで昨年度の反省と今年度の計画について話し合いました。今年の御田植祭は6月16日の予定、棚田の耕作を続けながら、3年間手入れしてきた上流の活動、さらには下流につながる瀬戸内海での活動まで、楽しみはふくらみます。

お昼は、朝子供たちと用意してきた牡丹餅と、ネギ、豆腐、油揚げ、麩に鯖缶と具だくさんの味噌汁。なんと、これに加えてA氏が昨日釣ってきたというメバルが一人一匹ずつ。刺身も旨いが、炭火焼きでということになり、クヌギの薪を焚いて炭づくり。そして竹を切ってきて串打ち。その場の思いつきで用意したとは思えない、贅沢な焼き物が完成、もちろん味は間違いなしでした。

次回活動日、4月21日(日)はエビネやユキモチソウの開花が見られるはず、観察希望の方は是非お越しください。

(報告・写真:N)

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