トラップの成果、刈り草を積む

到着後、やはり自分で植えたイネを真っ先に見に行ってしまう。

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初期除草が効いたのか、コナギの繁茂もそれほどではなく、ヒエなどはほとんど見られない。全体に痩せている印象。稲穂がちらほら。イネの茎からギンヤンマが飛び出した。羽化したてかもしれない。

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カボチャはますます貧弱になり雑草に埋もれようとしている。やはりF1株から採取したタネではダメか・・・。

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それでも玉はつき始めている。

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エンジンカッター2台で草刈りに入る。

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ピークは過ぎた。草の勢いはそれほど感じられない。しかし、炎天下がこたえる。

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上流の沢を調査する。

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やはりこの間の台風で流竹が沢を覆っているところ多数あり。

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上流を整理しないかぎり、この流竹は延々と続くのだろう。

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今日は林内にクロヒカゲが多数飛んでいた。クロヒカゲモドキとちがって、こちらは全国的に広く分布する凡種であるが、蛇の目紋はキレイだ。

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前回倒した雑木にカミキリムシがやって来ていた。

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開拓広場の草も刈る。

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堰堤前はきれいに刈り終わった。午後から竹を燃やせそうだ。

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さてお昼。当然ながら、素麺である。

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今日はサバ缶ではなく茹でブタが用意された。これは胡麻だれで食べる。

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トマト、キュウリ、梅干し。

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赤ジソ、おろし生姜もある。

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今日の参加者は4人とちょっと寂しい。

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耐火煉瓦のカマドで茹でる。

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お湯を切って・・・

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氷と水で洗い、冷やす。

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やっぱり暑い夏はコレ。あと数回は続くだろう。

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ではいただきます!

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食事の後、アイスコーヒーとどら焼きをごちそうになっていると雨が降り出した。が、通り雨で30分ほどで上がる。午後一番、N先生が仕掛けておいたバナナトラップを見に行った。途中のエビネ群落。夏はこんな感じになっている。葉の色が深いのが特徴的。実も付いていた。

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尾根筋のクヌギに仕掛けられたトラップ。

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ビンのフタに虫が入れるだけの穴が開いている。

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中はこんな感じ。皮付きの刻んだバナナ+焼酎。成果は薄かった。

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が、チョウが一匹、バタバタとビンの中で動いている。クロコノマチョウだった。

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五名では初めて見るチョウなので、念のため同定用に持ち帰ることにした。それにしても真っ黒い個体である。羽の先の蛇の目紋はほとんどないといってよい。

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即席で三角紙をつくる。

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立派なクヌギはたくさんあるのに、樹液を出している木がまったくない。また、林内は込み合っていて、昆虫たちは飛翔しにくい環境になっている。

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もう一つのトラップもコガネムシが1匹入っているだけ。クワガタやカブトムシは誰かに先取りされてしまった・・・とも考えられなくはないが。しかし、全体に虫の気配が少ないのは確か。

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午後は堰堤前広場で竹を燃やす。

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飼った雑草は数カ所に集めて小山に積んでおくことにした。放っておけばやがて堆肥化する。カブトムシが産卵に来るだろうし、できた堆肥を田んぼに入れることもできる(これまで棚田には、肥料らしいものはほとんど入れていない)。

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里山の整備には環境にメリハリを、陰影を与えることが大事だ。ただ刈った草をそのまま放置しないでこうして小山に集めれば、それぞれに棲み分ける生き物たちが出てくる。それは豊かさと多様性を生むことになる。ここは湿地帯があり、イノシシがぬた場にしているのだが、そこを深く掘って池にしてしまえば、イノシシも入りにくいだろうし、そこにため池の生き物たちを少し移送しておくのも良いかもしれない。

今日は参加者4人だというのに作業はかなり進んだ。疲労回復に茹でブタ肉がよかったのかもしれない(笑)。

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