棚田、秋いろ

東かがわの棚田と溜め池の活動場所へ。8月は行けずじまいであったが、その間イノシシが上の小さな田んぼで大暴れ、下の神撰田もていねいにかき回し畦を大きく崩して水が流れ落ちるという事件が勃発! 関わる農業高校の生徒たちは、収穫はおぼつかなくとも稲刈りはしたい、というわけで草刈りや電気牧柵づくりに頑張ったそうだ♬

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溜め池は相変わらず濃密な生き物の気配に満ちていて、双眼鏡(ペンタックスPapilio 6.5×21)で水面きわを眺めていると恍惚となってしまう。トノサマガエルの数がすごい。ヘビ(ヤマカガシ)が私の気配を察して水面を泳ぎながら逃げていく。

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土木工事はようやく竣工し、道はコンクリート舗装された。

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植えたキキョウも根付き、オミナエシも背丈が伸びた。リンドウはなかなか難しいみたいだ。

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ムラサキシキブ。

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イヌホウズキ。ナス科なのが花のかたちで解る。・・・というか、花のカタチで科がわかると、植物の名前を検索しやすい。

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私は子供のころ昆虫採集をやっていたのだが、植物の名前はなかなか覚えられなかった。その苦手さを突き破るきっかけは高山植物だった。日本アルプスを山岳放浪しているうちに高山植物にすっかり魅せられてしまったのだ。高山植物など愛でるのは女のやることだ、年寄り臭い趣味だ、などと思っていたらとんでもない。非常に力強く、その生態・生き様に感動したのであった。高山植物はみな花が大きく色が鮮やかだ。それで科の特徴がはっきりわかりやすい。高山植物を覚えることで、科を覚えていった。科を覚えることで花や葉の特徴から植物を類推することができる。ただしイネ科はいまだに無理だw。

工事のために山肌が削られ、伐採された樹木の根株から萌芽更新が始まっている。ホウノキ。こいつは版木にいい木だが、それだけでなく花が大型で美しく、葉っぱが料理に使える♬

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ケヤキ。最も萌芽力の旺盛な木として知られ、湿潤な場所に生える。

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コナラ。薪として最適の樹種だが、ミドリシジミ類の植樹でもある。ミズイロオナガシジミ、アカシジミ、オオミドリシジミなど平地産ゼフィルスは萌芽した若い枝が好きなものが多いらしい。だから虫のためにも伐採再生したほうがいいのだ。

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春につくったトイレは草に埋もれ、屋根が傷み始めていた。草刈りを手伝うことにした。

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シソ科のアキノタムラソウにニホンミツバチが大量に吸蜜に来ていた。

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なので、刈り残すことにした。こういう作業にはやはり手ガマがいい。ササも多いのでノコも必要だ。

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棚田と溜め池に新しい仲間が加わった。

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秋田犬と柴犬なので、サル・イノシシ除けに活躍してくれるかもしれない♬

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ドキュメンタリー映画「みつばちの大地」
http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/staff/blog/49583/

ミツバチと農業 (続)
http://www.daichi.or.jp/blog/ebichan/2010/09/post-359.html

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