4/20、棚田の暮らしワークショップの第1回目は
1)希少種の野草ユキモチソウやエビネ類・ため池の生き物の観察
2)田んぼ準備のための野外作業
3)ニホンミツバチ用の巣箱(木箱)作り
4)ハチの蜜源となる樹木の苗を植樹
と盛りだくさんメニュー。
まずは左岸の森の中に入ります。
ここは早春だけに見られる秘密の花園、エビネやキエビネなどの希少なラン類が群生しています。Gomyo倶楽部が設立されて8年、当時よりも生息域はやや広がったように思います。
エビネはもう1つの沢の流域にも広く文王しているのですが、やはりここが一番多くて美しい!
コレは⁉️ 地面から顔を出したばかりのギンリョウソウです。別名 別名ユウレイタケ
という名がありますがキノコではありません、葉緑素を持たない腐生植物です。
山歩きに慣れない参加者にはちょっとアクロバチックな急斜面、でも落ち葉がふかふかで滑っても安心です。
青色の大ミミズ、シーボルトミミズを発見、その奇怪な色と大きさに子供たちは大さわぎです。
ため池にもボートを出して・・・
生き物を観察します。コウホネなど水棲植物も育ち春のトンボ類も飛び始めています。
小型のガムシが採れました。
2面ばりの水路にはイモリが多数泳いでいます。イモリも今ではなかなか見れなくなり、始めて見た参加者もいたようです。
午後からハチ箱も作るので、以前から設置されていりる箱を観察に。
中を撮影してみました。すでに新しい群れが巣作りしています。
堰堤を越えて右の沢の上流域へ、ユキモチソウを観察に行きます。
ナルコユリの群落も増えました。
ツキモチソウ、健在です。
何度見てもハッとするほどの美しさです。日本特産種、世界中に数あるテンナンショウ属の中で三重県・奈良県と四国にのみ自生する、環境省のレッドデータブックで絶滅危惧II類となる稀少種です。
同じテンナンショウ属のウラシマソウもりました。
最上流まで行き着くと、皆で沢の掃除をやりました。以前に比べ枯れ竹の流入や堆積は格段に減りました。
昼食は棚田のお米でおにぎり、おかずにタケノコの煮物、そしてお味噌汁。
午後は沢の上流に植樹に行ったり・・・
ハチ箱を作ったり。スギ板の30㎜で組み立てます。
こうして盛況のうち最初のワークショップが終了しました。次回のワークショップはGomyo倶楽部のハイライト、いよいよ御田植え祭です。5/5の活動日はその準備に入ります。