観察会イベント当日、あいにくの雨でしたが決行されました。石田高校の生徒さん29人が参加。いつものように「棚田・ため池見学班」と「里山・竹林整備見学班」に別れ、交代で見学・説明を受ける。
歩き出すと雨は小やみになり、まあまあじっくり見学できた。生徒たちは昔の炭焼き窯の跡に驚き、先日私たちが焚き火を楽しんだ三つ又の囲炉裏・石カマドをしげしげと眺めていた。山の再生は竹の伐採だけではない。炭焼き窯も焚き火も、里山管理に関わる重要なキーワードだ。
雨でぬかるんでいるとかえって注意するのか、滑る生徒はいなかった。が、やはり多人数で往復するので、道がえぐられてしまう。次回は道の補修も必要だ。
朝に設置されたもんどりには成果がなく、魚や水性昆虫を見せられなかったのは残念。水温が低く活性が弱いのと、エサにも問題があったようだ。
雨が上がったので、石垣作業の続きを生徒たちに体験してもらう。蛇籠の裏のスペースに裏込め石として小砂利を入れる。バケツリレー方式で箕を送っていき、隙間がどんどん埋まっていく。
石が足りなかった蛇籠にも石が入る。これは大きめのものを、石置き場から選って運ばせる。
ほぼ積み上がった。あとは上部と両脇の処理が残っている。まだけっこう高さがあるので、「丸太組み」や「土嚢」で擦り付けていこうと話している。農業土木の生徒さんたちにとって貴重な体験になったことだろう。
ケガもなく、無事終了。雨で現地でのうどんが用意できなかったので、石田高校に戻り、教室でうどんをいただく。イノシシ入りの、味噌味の打ち込みうどんである。イノシシは高校の実習農園(果樹園)に仕掛けられたワナにかかったもの、うどんの小麦も、野菜も、味噌も生徒さんたちの自家製。ごちそうさまでした!
次回のイベントは2月19日です。