11/17に予定している香川大学の学生プロジェクト「日帰りバスツアー」の最終視察・予行演習へ、西成准教授とまたたびのメンバーがやってきました。今日は新日本ツーリストの担当者Yさんと、またたびのリーダーTさん両者とも都合が悪くなり欠席。またたびメンバーも全員取りやめようか・・・という話も出ていたそうなのですが、当日の「炊き込みご飯」の予行演習のこともあり、来ていただくことになりました。
到着してすぐに薪運びなどの手伝いをお願いしました。
薪を片付けると、前回できた屋根の下がさらに広々とするように、法面の下部を削り取ります。
調理班は早速「炊き込みご飯」と「豚汁」の具材切り。切り方などを指導しながら。さすがに自炊経験のある生徒さんもいて、包丁さばきはスムーズ。
「炊き込みご飯」の具材、今回は
ニンジン、ゴボウ、キノコ(シイタケ、マイタケ)、クリ、オリーブ豚
「豚汁」は
ニンジン、ダイコン、ゴボウ、キノコ(シメジ、マイタケ)、豆腐、油揚げ、長ネギ、生姜(隠し味)、オリーブ豚
です。ご飯と汁で、ニンジンとゴボウは切り方を変えます。そしてゴボウとクリは水にさらしてアク抜きを。オリーブ豚は切り分けたのち、「炊き込みご飯」に入れる分(こりらは赤身を多く使いました)は湯通ししてアクを抜いておきます。汁物のように煮ながらアク取りができないからです。
今回はN先生にコメの仕込み1升5合でお願いしました。問題は味付けで、私がネットで調べたところではこのコメ1合に対して、醤油が大さじ1、みりんが大さじ1、そして塩少々・・・ということでした。醤油はキッコーマンの本醸造と、三河みりん、塩は屋久島の焼き塩を用意。水はコメと同量、そして利尻昆布を2枚入れておきます。
石で即席に作ったカマドで薪炊きします。ちなみにこの羽釜は僕(大内)がカモメ食堂主催の「レトロ市」で安く手に入れたものです(蓋も)。蓋はサイズが合っていないのと重さが不足しているので石を載せてみた。
豚汁は伊吹島のいりこと利尻昆布から出汁をとってもらった。いりこは頭をとり胴体を割って2分し、頭もはらわたもそのまま入れてしまいます。沸騰直前に昆布を取り出し、いりこからでるアクをとりながら10分も煮ればいい出汁が出ているはず。
さらに根菜と肉を入れたら肉から出るアクをしっかり取る。アクはおたまの角で鍋の胴のほうに寄せ集めてからすくうとよい。・・・など、いろいろ細かく教えながら工程を覚えてもらいます。火のキープはまあまあできるようになったけど、薪を入れすぎて熾炭が大量にでき、空気道を塞いでしまう・・・という初心者にありがちなミスがあり。でもまあ女子大生がここまでできれば上出来でしょう。
問題の「炊き込みご飯」は僕がしっかり火加減と時間を監修し、おこげも少しできてふっくらと炊き上がった。豚汁も味噌とネギが入って完成!
とくに炊き込みご飯のクリがすばらしい味でした(石田高校のクリだそう)。豚汁も上品な味に仕上がりました。スダチを用意したので、それをちょっと絞ると、ご飯もお汁もさっぱりとまた美味しくなるのです。
ご飯もお汁もおかわり続出♬
片付けもやってもらった。薪火料理は鍋底のスス洗いが大変なのだが、刈り草をタワシがわりにただ水だけで落とすことができる。
午後からは自己紹介タイム(今回、またたびからは初参加が3名、台湾からの留学女子も)。その後、周辺の散策とミーティングに入る。Gomyoメンバーは再来週の稲刈りに向けて草取りやハザキの準備などを。石高生は課題である「タンドール窯」の制作に向けて思案中。
この陶器壺の底を切り、耐火煉瓦と組み合わせてタンドールを作ります。タンドールはインド料理でナンを焼いたりタンドリーチキンを焼いたりする石窯の一種。隣接して羽釜でご飯が焚けるカマドも作る予定。
小池には程よい生態系ができてモツゴがけっこうな大きさになっている。Mくんが新しいキャラを発揮して釣り指導(笑)。
神饌田のイセヒカリも順調です。
最後にまたたびのポーズで記念撮影。
新日本ツーリスト(株)『そうだコトバスで行こう!/日帰り&お泊まりバスの旅』のチラシにもけっこう大き目に案内が掲載されています。みんなでツアーが成功するよう頑張りましょう!
次回10/20はいよいよ稲刈りです。ふるってご参加ください。