棚田と溜め池の活動場所で崩れた斜面の石垣再生を、農業高校生に指導することになり、最初の一二段までは私と生徒たちで積み、
棚田と溜め池の活動場所で農業高校生と石垣再生をすることになり、今日は石積みの初日。前回の授業で土の移動と地ならしはできており、根石のラインも...
その後、高校で石垣の座学(授業)をした。
http://sun.ap.teacup.com/tamarin/1335.html
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続きは生徒たちが試行錯誤しながら積んだというので現場を見にいった。
この斜面は草に覆われていて昨年の大雨で崩れたのだが、崩れた土を動かしてみたら中に石がごろごろ入っていたのだった。つまり、どうやら一部が石垣だったものが、長年放置されて土がかぶさり、さらに植物が覆っていたということのようだ。
全体の高さを覆うほどの石の数はないのだが、とりあえず下の部分から石を積んで片付けてしまおうという方針で斜面の再生が始まった。
生徒たちの力作はいくらか石積みの禁じ手も混じってはいるが、下部の土もきれいに整備されており、苦労の跡がみえる。最上部だけは修正がきくので私が少し積みなおしをした。
追加の石は、こぶし大の花崗岩砕石を購入してきてくれたので、それが裏込めにたっぷり入っている。この石はまだ一山ほどあるが、サイズが表の積み石には小さすぎるので、ここからは「蛇籠」積みに丸太組みを併用する予定。
田植えまでに完成となる。さてどんな姿になるか。