活動場所に行く途中、五名ダムの上流に岩山がある。標高は300mちょい、地図上では無名峰だが、地元では呼び名があるにちがいない。まだ下の広葉樹は紅葉が残って美しい。
思わず途中で車を止めて撮影してしまう。
これはモミジである。植えられたものではなくて自然のもの。美しく色づく木が、五名から大窪寺辺りにかけてたくさん見られる。
さて到着。ため池の水は満杯。水生植物も枯れ上がって、虫たちの気配はもうない。
まず、前回の竹炭を土嚢袋に回収する。
次いで火をおこし、ダッジオーブンを燠にかけて仕込み。
今日は参加者6名。到着してすぐ、サルの姿を見かけたが、あんのじょう作業場までのアプローチに大きな糞がたくさん落ちていた。
相変わらずイノシシのぬた場も真新しく、おそらくかなりの大物が周囲には潜んでいる。
しばらく作業が滞っていたので、今日はとにかく徹底的に竹を伐って作業範囲を広げることにする。
ところが新たな場所は竹の梢と樹木がツタ(多くはフジつる)によって結束し、こんがらかって、倒れにくいものが多いのである。N先生が木登りしてつるを切りにかかるが、宙ぶらりんの枯れ枝(かなり太い)は最後まで落とすことができずぶら下がったまま諦める。
1年生のA君は課題で使うという小屋掛け用のフレームを採取。時期的に寒の時期で丈夫な竹が採れるが、枯れ竹の中にぽつぽつと残る青竹を、サイズを見ながら探さねばならない。
だいぶ明るくなった。
広場に戻って昼食。今日は好天、風もなく穏やかで最高の日和。
燠炭にかけて作業のあいだ放置しておいたダッジオーブンの中はいい感じにできあがっていた。
一方、「さぬきの夢2009」でこねてきたピザ生地をこれからスキレットで焼く。こげつき防止にキッチンペーパーを敷いておく。ちょっと生地の量が多過ぎたので竹べらで救出に(笑)。
石高自家製ベーコン、これにブロッコリーをのせ・・・
フタをして燠炭の中に放り込み、フタの上にも燠炭をのせてオーブン状態にする。
待つ間、ダッジオーブンで作られた白菜とカブとニンジンとベーコンの蒸し煮をいただく。とろとろのカブ、しっとりとベーコンの味をしみ込ませた白菜。美味い・・・。
ピザは・・・チーズはとけた、ブロッコリーにも火が入った、が生地がちょいと生焼け。でも美味いのだ。
2枚目3枚目は逆に底を焦がしてしまった。なかなか加減が難しい。
が、焦げを除けばカリカリと香ばしく・・・。
4枚目は底の燠炭を払って温度を下げた。
これがいちばんうまくできた。いま「さぬきの夢2009」のうどん以外の使い道を模索中だそうで、「こりゃ次回は石窯つくりますか!」なんて話に発展したのでした。
ドリップコーヒーがピザに合います。
さて、午後の部。今日は竹の広場への運び込みはなしということで、作業をどんどん進めた。伐った竹は適度な長さに切ってまとめて寝かせておく。
払った枝葉も散乱したままだとじゃまなので集めておく。道にこぼれ落ちそうなら竹で杭を作って止めておく。
伐っても伐っも終わらない。まだまだ上流には荒廃竹林がどっさりある。
それでも、最初はこの2本のスギの木は竹に隠れて見えていなかったのだ。がらりと雰囲気が変わったのである。これにて本日は終了。次回、2017年の第1回目作業日は1月15日になります。
おまけ。竹を切ってもらってきた。
筆立てをつくる。竹はよくしぼった雑巾で表面の汚れをとり、開口部の内外を切り出しで面取りする。
ガスの火で炙って油抜きをする。炙ってやると油がにじんでくるので、それを乾いた布でふく。
火吹き竹も作った。それにしてもこの時期の竹、炙るとすばらしい色つやが出るものだ(しかし、これもやがて黄色く変化していく)。
コメント
「さぬきの夢2009」が正解です
覚えにくいんでですが、改良するたびに中途半端な数値になる模様です
ご指摘ありがとうございます。修正しました。