竹を伐りまくる

活動場所に行く途中、五名ダムの上流に岩山がある。標高は300mちょい、地図上では無名峰だが、地元では呼び名があるにちがいない。まだ下の広葉樹は紅葉が残って美しい。

1218-1

思わず途中で車を止めて撮影してしまう。

1218-2

これはモミジである。植えられたものではなくて自然のもの。美しく色づく木が、五名から大窪寺辺りにかけてたくさん見られる。

1218-3

さて到着。ため池の水は満杯。水生植物も枯れ上がって、虫たちの気配はもうない。

1218-4

まず、前回の竹炭を土嚢袋に回収する。

1218-5

次いで火をおこし、ダッジオーブンを燠にかけて仕込み。

1218-6

今日は参加者6名。到着してすぐ、サルの姿を見かけたが、あんのじょう作業場までのアプローチに大きな糞がたくさん落ちていた。

1218-7

相変わらずイノシシのぬた場も真新しく、おそらくかなりの大物が周囲には潜んでいる。

1218-8

しばらく作業が滞っていたので、今日はとにかく徹底的に竹を伐って作業範囲を広げることにする。

1218-9

ところが新たな場所は竹の梢と樹木がツタ(多くはフジつる)によって結束し、こんがらかって、倒れにくいものが多いのである。N先生が木登りしてつるを切りにかかるが、宙ぶらりんの枯れ枝(かなり太い)は最後まで落とすことができずぶら下がったまま諦める。

1218-10

1年生のA君は課題で使うという小屋掛け用のフレームを採取。時期的に寒の時期で丈夫な竹が採れるが、枯れ竹の中にぽつぽつと残る青竹を、サイズを見ながら探さねばならない。

1218-11

だいぶ明るくなった。

1218-12

広場に戻って昼食。今日は好天、風もなく穏やかで最高の日和。

1218-13

燠炭にかけて作業のあいだ放置しておいたダッジオーブンの中はいい感じにできあがっていた。

1218-14

一方、「さぬきの夢2009」でこねてきたピザ生地をこれからスキレットで焼く。こげつき防止にキッチンペーパーを敷いておく。ちょっと生地の量が多過ぎたので竹べらで救出に(笑)。

1218-15

石高自家製ベーコン、これにブロッコリーをのせ・・・

1218-16

フタをして燠炭の中に放り込み、フタの上にも燠炭をのせてオーブン状態にする。

1218-17

待つ間、ダッジオーブンで作られた白菜とカブとニンジンとベーコンの蒸し煮をいただく。とろとろのカブ、しっとりとベーコンの味をしみ込ませた白菜。美味い・・・。

1218-18

ピザは・・・チーズはとけた、ブロッコリーにも火が入った、が生地がちょいと生焼け。でも美味いのだ。

1218-19

2枚目3枚目は逆に底を焦がしてしまった。なかなか加減が難しい。

1218-20

が、焦げを除けばカリカリと香ばしく・・・。

1218-21

4枚目は底の燠炭を払って温度を下げた。

1218-22

これがいちばんうまくできた。いま「さぬきの夢2009」のうどん以外の使い道を模索中だそうで、「こりゃ次回は石窯つくりますか!」なんて話に発展したのでした。

1218-23

ドリップコーヒーがピザに合います。

1218-24

さて、午後の部。今日は竹の広場への運び込みはなしということで、作業をどんどん進めた。伐った竹は適度な長さに切ってまとめて寝かせておく。

1218-25

払った枝葉も散乱したままだとじゃまなので集めておく。道にこぼれ落ちそうなら竹で杭を作って止めておく。

1218-27

伐っても伐っも終わらない。まだまだ上流には荒廃竹林がどっさりある。

1218-28

それでも、最初はこの2本のスギの木は竹に隠れて見えていなかったのだ。がらりと雰囲気が変わったのである。これにて本日は終了。次回、2017年の第1回目作業日は1月15日になります。

1218-29

おまけ。竹を切ってもらってきた。

1218-30

筆立てをつくる。竹はよくしぼった雑巾で表面の汚れをとり、開口部の内外を切り出しで面取りする。

1218-31

ガスの火で炙って油抜きをする。炙ってやると油がにじんでくるので、それを乾いた布でふく。

1218-32

火吹き竹も作った。それにしてもこの時期の竹、炙るとすばらしい色つやが出るものだ(しかし、これもやがて黄色く変化していく)。

1218-33

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. 中村 より:

    「さぬきの夢2009」が正解です
    覚えにくいんでですが、改良するたびに中途半端な数値になる模様です