ため池の浚渫、タンドール窯づくり(その2)

数日前からN先生がポンプでため池の水抜きを始めてくれた。それで、もうほとんど深い水面が見えないくらいに水が減っているのだが、それは泥が溜まりに溜まっていることを意味する。アオサギとシラサギが池に張り付いて小魚を狙っている。

ポンプの周りを攪拌して少しずつでも泥水を沢に吐き出そうとするがそれも微々たるもの。すでにゆる抜きの杭は動かなくなっており、重機も入りにくい斜面なので機械的な浚渫も難しい。

しからば泥の堆積の元になる植物の枯茎葉を外に出すしかない。というわけで人界戦術でガマを抜くことになった。

水辺の植物の中でも、ガマは比較的根が浅く抜きやすい。

午前中で「アフター」はこんな感じにはなった。

私は写真だけ収めてタンドール制作の続きに励む。

前回のタンドール作り

前回、ベースの上に3段のレンガを積んで円筒形を作り、その上に底をカットした陶製の甕を乗せ、粘土で固定していった。そしてその上から石積みを重ねていった。

今日はその積み石の間に粘土を挟み込み(団子を作って叩くようにしてすき間を埋めていく)、そこから上の甕の周囲にレンガ積みを施していく。

すでにF先生がタンドール窯用の蓋を作ってくれていた。完成後のイメージが湧いてくる。

石高生たちがフネに粘土と切りわらを入れて足で練りながら、粘土団子を作って渡してくれる。

レンガは小割りにして作るとすき間が小さくなっていいのだが、粘土はフレキシブルで断熱性があるのでレンガとレンガの間をふさぐようにたっぷり塗っていく。

レンガを積み重ねるときも目地がわりに粘土を敷く。

こんな感じでほぼ完成。あとは指で押しながらすき間を確認し、粘土を追加して塗っていく。また、粘土団子を叩きすぎたり塗りすぎて、積み石が見えなくなってしまったところは、濡れ雑巾で粘土を掻き取って石を出していく。レンガの表面についた粘土も濡れ雑巾で拭っておくとキレイだ。

お隣のピザ窯と親子のようになって(笑)カワイイ!

昼ごはんタイム♬

今日はラーメン。石高で育てたオリーブ黒豚のチャーシューがたっぷり。というわけでチャーシューメンです。味玉や青菜のトッピングも用意。

僕はちょっとアドバイスするだけで、会の若手が積極的に火の番から料理作りをしてくれます。

完成! スープはチャーシューだれと「創味シャンタン」、チャーシューが本格的で豚の味が最高でした!

そういえば池の収穫物が・・・。

コガタノゲンゴロウ(Cybistertripunctatusorientalis Gschwendtner)です! Hさんが水面の上で動いている個体を見つけました。

コガタノゲンゴロウについて、香川県のレッドデータブックには

水田の強い農薬使用により最も大きな影響を受けた昆虫と考えられる。1950年代までは香川県内平野部の水田地帯のいたる所にいた普通種であったようである。残念ながら記録や標本がほとんど残されていない。標本に関しては高松市内採集のものが数個あるだけである。

本州、四国、九州、南西諸島、小笠原。過去においては普通に見られる種であったが、南西諸島などを除き、ほとんどの地域で絶滅またはそれに近い状況にある。香川県においても広い範囲に生息していたと考えられるが、記録は高松市一宮町のみ。四国内でも高知県南部で生息が確認されているだけである。

現状:1950年代から記録が無く、以後の調査でも確認できていない。絶滅したことも考えられる。

とあります。研究者の間では、農薬に耐性をつけて近年各地で復活している・・・との話も聞きました。

そして繁殖しすぎたコウホネも一株引っ込抜いてみた。これは持ち帰って水鉢で栽培してみよう。

N先生から「堰堤上流はイノシシにかなり荒らされている」と聞いていたので、生徒たちを連れて上流に行ってみた。案の定、最初の田んぼ跡は広範囲にヌタ場になって水たまりが多数できている。

しばらく手入れを放棄していたニホンミツバチの箱は・・・

スムシにやられて地面に大量の巣クズが散乱していた。

中を撮影してみるともぬけの殻。やはり定期的に掃除に来ないとダメだ。せっく初めて入った場所なのに残念。

広場から見えるもう1つ巣箱は、到着してすぐに見に行ったが、こちらは健在だった。今シーズンの分蜂に期待したい。

最上流の境界杭のあり場所まで行き、竹で埋もれた水脈を生徒たちと掘り起こすことにした。

ビフォー。

アフター。

これだけで地中の水脈や空気が動き出すようになる。また開かれた流れに沿って地表の空気流も流れ出す。すると、周囲の植物たちがそれだけで元気を取り戻すのである。

「イノシシは悪さをしているのじゃなく、詰まった地中の空気を開く仕事をしてくれているのかもしれないよ」と僕。

「僕らが沢筋の掃除をすれば、イノシシは出なくなるかも・・・」

生徒たちは「これ、夏にやったら気持ちいいでしょうね」などと言っている。作業を終えると「さらさら」と心地よい水音がこだまするこうになった。

次回は堰堤までの掃除と枯れ竹や枯れ木の移動(いい薪になる)をやりたい。

広場に戻ると、石が乾き始めて、タンドールにまたユニークな表情が出てきた。

次回はもちろんタンドールの火入れでナンとタンドリーチキンを焼きます! ピザも焼きたいね♬

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