今日はまず石田高校で集まって作業しました。Gomyo倶楽部に参加する生徒さんにも手伝ってもらって、今年できたお米の仕分けをしました。これまで棚田に関わってくれた人や会員さんに配るためのものです。今年はいつになく豊作だったので、多くの人にもれなく配ることができそうです♬
一方で調理室の前ではなにやら怪しい動きが・・・
とある場所から生きたままもらってきた廃鶏の解体作業です。
これが今日のお昼の鳥汁になります。
メインはGomyo倶楽部でできた新米のおにぎりです。今日は現地への到着が遅れるため、こちらで電気釜で炊かせてもらい、皆で手分けしておにぎりを握って持参します。
Gomyoに着くとノコンギクが迎えてくれました。装いは秋の花にすっかり変わっています。
蕎麦の花も満開。結実し始めているものも。様々な昆虫たちが吸密に来ていました。もちろんニホンミツバチも。
初夏の頃から段畑法面のチャノキを残すような草刈りを意識していたのですが、おかげで少しずつ目立つように成長し、花が咲きました。私たちが日ごろ飲んでいる緑茶の原料の木に、秋にこんな可憐な花が咲くのを知らない人も多いのではないでしょうか。
おそらく、五名の里山全盛期には法面はびっしりとお茶の木で埋まっていたはずです。これは五名だけでなく全国の山村で普通に見られた光景で、お茶はほとんどの山村農家では自給作物だったのです。そのチャノキは法面が崩れるのを保護してもいました。来年はGomyo倶楽部でも本格的に茶摘みをしたいと思います。
さて、蕎麦は収穫できるでしょうか? サルは食べないのかな・・・。
お昼です♬ 解体した鶏肉はいちばんやわらかい胸肉とささみを汁物に使い、残りのモモ、手羽などをタンドール窯で焼くことに。
イセヒカリの新米は最高です! 皆で田植えから苦労しただけあって感動のひと時です。
またたびツアーに参加してくれたMさんご夫妻が遊びに来てくれました。
さて焼きます! 廃鶏には皮下脂肪がたっぷりついているのでそれは外しておいたのですが、それでも脂がしたたり落ち、それが炭火に落ちると炎が上がり、焼き色が煤けてしまいます。が、宮崎辺りの名物「鶏もも肉の炭火焼き」はたしかこんな焼き方・・・。
15分もすればこんがりと芯まで。
さすがタンドール窯の威力はすばらしい。
いぶされた炭の風味をまとった肉、ちょっと硬いけど噛めば噛むほど肉の旨味が口中にひろがっていきます。今回インド風スパイスはなしで塩胡椒のみですがメチャクチャ旨いです!!!
「これ、ビールなしに食べるのは拷問ですぅ〜」
と声が上がりました(爆)。
外した脂皮を「君たち焼いて食べてみるかい?」と高校生たちに網焼きを準備してあげたところ、焼けたとたんに瞬殺で消えてました。若いってスバラシイw。
午後から高校生たちはため池の調査へ。コガタノゲンゴロウが多数採取できました。一時絶滅が心配されていたのですが、全国的に買い回復傾向にあるようです。
ギンヤンマのヤゴとコオイムシ。昆虫写真家の今森光彦さんと話をしたことがあるのですがギンヤンマのヤゴは水槽で案外簡単に飼えるそうですよ。
タイコウチ。漢字で「太鼓打」、前脚の動きがタイコを打っている姿を連想させることから名付けられたもの。英名はウォータースコーピオン、「水サソリ」ですね、納得です。
このほか、秋型のキタテハやメスグロヒョウモンの♀︎も見られました。A&Mくんコンビはクサビによる薪割りを教えたところすっかりハマってしまい、大量に小割をしてくれました。
農作業が一段落すると「Gomyo倶楽部・野外学校」の始まりです♬ 次回11月1日は水路周りの「大地の再生」作業を、オプションで「燻製づくり」をやりたいと思います。
Gomyo倶楽部、初めての方でもどなたでも参加は自由です。事前に連絡いただければ集合場所をご案内します。
参加連絡先はこちらです→参加者募集