脱穀続き、猪肉とアオリイカ

10月に入りました。第一回目の定例活動日、脱穀の続きです。

釣り具屋3人娘が稲束をリレー回しで手伝ってくれます。

蕎麦も開花がそろって畑らしくなってきました。

「風の草刈り・剪定」で育てていたクリはサルの食害で全滅。しかし、クリをほじくり出すためにあの痛い「いが」をどうやって克服しているのだろうか?

今日のA君の獲物はアオリイカだった。彼には火の番をやってもらい僕(大内)が流しでさばくことに。

昨夜エギングで釣ったとのことでまだ虹がさしている鮮度。刺身を中心にいってみよう♬

メインは先週捕獲されたというイノシシの肉、そして根菜やキノコを入れたしっぽくうどんで。

ざっと洗ってから鍋に投入したがアクがかなり出ました。とにかくイノシシ肉は最初に出るアクを徹底的に取るのがポイント。あとは肉からよい出汁が出る。今回は味噌は使わず酒と塩を中心に味付け。醤油は香りづけ程度に。

昨年のGomyo倶楽部収穫の赤米で搗いた餅を、真空パックで冷凍保存していたもの。食味がほとんど落ちていないのを確認して、解凍したものを持ってきた

うどん玉を温める鍋をセットしたレンガかまどからできた熾炭を転がして網をセット、そこで餅を焼きます。

餅を炭火で焼くときは頻繁に返して焦げ過ぎないようにすること。

次いでイカのゲソとワタの部分を焼く。アオリイカは塩焼きもたいへん美味しい。

焼けた餅は味付けを終えたしっぽく汁の中へ。ちょっと煮てやわらかくします。

うどんを湯通しして完成。さあ讃岐の秋の味覚をいただこう!

アオリイカ刺し売れる売れる♬ イノシシ肉も案外やわらかく煮えて、ジビエの野趣を堪能しました。

午後は下の田んぼへ。イネわらは畜産の餌に収穫します。

毎年のことながら、米粒が袋に積まれていくのを見るのは感動的です。

終了後は脱穀機のメンテナンスもしっかりと。

炊事班はふたたび火を起こしてコーヒーの準備を。

道具はN先生の持ち物「パーコレーター」で。

パーコレーターはコーヒー豆と水を直接火にかけていれる「循環式コーヒー抽出器具」で西部開拓時代のアメリカでよく使われたものである。日本におけるアウトドアブーム黎明期には人気のアイテムだった。これはその時分の典型的なモデル。オヂサンたちには懐かしいなぁ〜w。

さて、モミはこれからちょっと乾燥が不十分だったので石田高校で天日干しをお願いし、「もみすりに」かけてようやく玄米ができます。玄米は精米機にかけて精白すると糠(ぬか)が取れます。

糠は鶏の餌や、畑の良い肥料になりますが、Gomyo倶楽部の米は化学肥料は使わず無農薬米に近い米ですから、糠の成分は非常に良いものです(残留農薬成分は糠に集まる)。なので「ぬか漬け」に使うととても優秀な「ぬか漬け」ができるのです。

これで長らく手間をかけた米作りも一段落、関係者の皆様ありがとうございました。今期はこれまでにない多収穫、お餅つきが楽しみです♬

羽化したばかりのアカタテハ。幼虫の食草はカラムシ、ヤブマオ、イラクサなどのイラクサ科植物

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