ドラム缶窯の小屋掛け

ドラム缶の炭窯はこれから粘土を塗って石のすき間をふさぎ、断熱性を高める予定なのですが、雨が降ると粘土が溶けて流れてしまうので先に屋根をかけねばなりません。というわけで本日有志の3人で小屋掛け開始(私の都合で1日予定がずれ、本日11/3の作業となってしまいました、ゴメンナサイ)。

まずは後部の草刈りから。

柱は廃材のモロダ。先日、農家の納屋の解体現場から貰ってきたものです。モロダは 【ヒノキ科 ビャクシン属】和名ネズ(ネズミサシ)の香川での方言です。とても成長の遅い硬い材をもつ木です。前の納屋でも構造材に使われていたらしく、ほぞ穴や切り欠き跡があります。それを再利用することにしました。先端を「イスカ」にして梁をのせるのはいつものやり方。

横架材はヒノキ丸太を削ったもの。白太の部分はシロアリが入って腐りかけていたので、そこはヨキでハツリを入れました。削り跡が荒々しく見えて、モロダの古風とよく調和します。ここにベイマツの角材入れたらちょっと合わないよね。

苦労したのは後ろの柱。波板1枚で済ませようとしたのであまりスパンが取れず、法面の天端ギリギリの位置にピンコロ(基礎ブロック)がきてしまう。が、前の柱を引いてずらし、なんとかおっつけて設置。

今回は目立つ場所なので垂木や野地板も等間隔に測って設置しました。

掘っ立て柱ではないのでゆらゆら動いてしまいます。柱が傾いた位置でビス止めしないように慎重に。

というわけで屋根の波板を打つ前に、方杖(ほうづえ)横架材の補強を入れることにしました。横架材の先は少し飛び出させ、木杭と固着し、後ろ柱の抜け防止とします。ちょっと神社の鳥居風でナイスアイデア。

それでも屋根上で作業するのはちょっと恐いので傘釘は手を伸ばしながらの作業でなんとか。

完成しました。今回は発電機もあって電動丸ノコが使えたりしたので早かった。

横並びで隣の屋根との間に落ち着いた空間ができました。

さて「炭焼き」はいつやりますかね♬

次回は12/6の「堆肥づくり他」のイベントです。この炭窯の粘土ごしらえもお願いします。昼食は猪肉入とカボチャを入れた打ち込みうどん「ほうとう」にする予定です、お楽しみに。

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