6月第2回定例活動日、イネも順調に活着した頃、大内代表は取材旅、高校生はお休み、私も家事で午後から参加しましたが、現地では熱心なメンバーが活動中でした。田んぼではいつものM氏とF氏が草刈り中、石田高校の造園担当S先生は周辺の藪掃除、
食事担当のA・Mコンビは釣果のキスを網焼きに、
H氏は今年こそ稲の分けつを促して並の収量に近づけたいと入水パイプを移設していました。
その後の作業は、M・F・Nの熟年トリオでかねてから懸案だった神饌田の大雨対策に洪水吐けを新設しました。2017年9月の台風による神饌田の崩壊で、次の大雨に備えて一時的な大雨を下部の溜池でなく直接河川に放流する洪水吐けが必要と皆で話し合っていたのです。U字溝やモルタル塗りなど案はいろいろありましたが、梅雨のさなかで悠長なことは言っておれず、安価なポリエチレン製のコルゲートパイプを埋設することにしました。
5mのパイプを2分割してギリギリ第2砂防堰堤からの流路工へ直接吐き出せる洪水吐けを設置しました。近年いつ来るかわからなくなってきた大雨で棚田の崩壊をみるのは、もうこりごりです。
溜池担当のA・Mコンビは池の表面を覆いつくしてきたヒシや藻の駆除に出廷。池底の実から長く伸びたヒシや浮かんでいる藻を熊手で絡めとりながら、水中の見える面積を切り開いていきました。豊富な入水のせいか、水温もそう高くなく透明度の高い水中には、小さなメダカがたくさん見えました。
S先生は伸び放題に伸びた溜池の堤のモミジとタチバナの選定作業に。さすが庭師、器用に樹によじのぼり、あっという間に形のいい庭木に整えてしまいました。
(報告:N/写真も)