スズキとマムシ

先月第2回活動日が中止になったため、8/4の大地の再生学習会からおよそ一月ぶりの活動になりました。

草突きの効果がある程度あったのか、昨年よりもヒエの少ない田んぼを確認した後は、助成活動の打ち合わせや稲刈りの予定検討など、お茶を飲みながらゆっくりスタート。

そのうち、軽トラに刈り払い機を積んだM氏到着、本田でヒエ抜きの必要がないのを確認すると、いきなり畔周りの草刈りに。これまでも、一人でやってきてはヒエやコナギを退治してきたM氏、さすがです。

次は、昨夜の釣果をもってA氏到着、スチロールボックスの中にはいい型のハネ(スズキ)が入っていました。刺身か塩焼きか、お昼は定番の鯖素麺の予定でしたが、これは塩焼きを乗せても旨いなと網焼きにすることになりました。

結局、皆はお昼の準備に入り、鯖ソーメンにスズキの塩焼きに舌鼓。脂ののったいいスズキでした。

食後は草刈りの続きと、溜池のいきものの確認。魚類はカワバタモロコ、モツゴ、ドジョウといつものメンバー。しかし、冬に水を抜いた後サギが定着していたのでだいぶん減っていたはずのドジョウも、しっかりいいサイズのやつが依然同様うじゃうじゃ入ります。タイコウチやミズカマキリは見えましたが、期待のゲンゴロウ、タガメとは出会えず。

冷たいジュースで一息ついて、さあ帰ろうといういうようになって、期待していない方々と遭遇しました。片付けようと資材にかけていたブルーシートを剥ぐと、マムシが二匹。主産を控えて身を潜めていたのでした。

稲刈りでは毎年遭遇するのですが、参加者の身を守るため見つけると駆除することにしています。2匹とも雌で、膨れた腹には5匹と3匹の子マムシが入っていました。M氏は今頃はたいていつがいでいるぞということでしたが、調べてみるとマムシは秋に交尾、精子は雌の貯精嚢で生きたまま冬眠、翌年受精して秋になると卵胎生のマムシは卵ではなく子マムシを出産というサイクルでした。秋にはつがう2匹を見ることも、いい出産場所に集まる雌を見ることもあるようです。

(報告:N/写真も)

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